チエちゃんの昭和めもりーず

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認知症サポーター養成講習会

2016年11月20日 | チエの玉手箱
今日は11月としては暖かで穏やかな一日となりました。
午前中、地域にあるデイサービスセンターで開催された「認知症サポーター養成講習会」に行ってきました。
(写真は、デイサービスセンター)
認知症サポーターとは、厚生労働省で進めている事業で、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、支援する応援者を養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりをしようというものです。

義母はすでにロングステイでお世話になり、実家の母も要支援2と認定されたので、少し勉強しておこうかなと参加してみました。
初めに、認知症の症状とその予防、認知症の人と接する時の対応などについて説明がありました。
それから、所員の方が寸劇を見せてくださいました。



認知症とは、脳細胞が死んで、脳の活動に支障をきたしてしまう病気です。
それで、記憶することができなくなり、ご飯を食べたばかりなのにまだ食べていないと訴えることが起こるということです。
また、お財布をしまった場所を忘れてしまい、誰かが盗んだと思い込んでしまう(特に身近な人を疑うことが多いのでやっかい)ことがあるそうです。
そういえば、以前義母が銀行に積んであったお金が無いと兄夫婦を疑っていたことがありました。
やっぱり認知症の症状だったのですね。
こんな時は、頭ごなしに叱ったり、否定したりせず、本人の言うことを尊重し、ご飯の場合は何か代わりとなるおやつなどを与えて満足感が得られるようにしたり、失くし物の場合は自分で発見できるよう配慮するなどしたりして、本人の自尊心を傷つけないことが大切とのことでした。
徘徊も本人なりの理由があるので、よく話をして解決策を見つけるとよいそうです。

介護する側は、心にゆとりを持って接することが大切とはいうものの、やはり人間ですからいつもそういう訳にはいきませんよね。
所員の方も、自分が介護の仕事をしているにも係わらず、身内にはつい言葉を荒らげたり、イライラしたりしますと言ってました。

わずか1時間30分の講習でしたが、これで私も「認知症サポーター」です。
最後にその証としてオレンジリングをいただいて、帰宅しました。