気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

クリスマスイヴ

2005-12-24 22:51:24 | つれづれ
街角のもの売り少女「オクムラのボールペン一本買つてください」
(小池光 時のめぐりに)

*************************

クリスマスイヴである。それなのに、今日もブログを更新しているのはかっこ悪いんじゃないか・・・
この歌の中に、クリスマスともマッチ売りの少女ともないのに、連想はそちらへ行ってしまう。童話一題という詞書きがあるからか。歌壇の楽屋落ちかとも思うが、ここで作者の思惑どおり笑ってしまう。おそらくうちの家族はだれも、なんのこっちゃわからないだろうな。

まぼろしの父のラジオが鳴つてゐるバナナボートにコーヒールンバ
(近藤かすみ)