気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

よいお年を!

2005-12-31 16:20:29 | おいしい歌
寄せ鍋の泡ぶく立つた煮え立つた この世のことはごちやごちやとする
(小島ゆかり 希望)

どうにでもなれと屋台のラーメンの湯気よ 涙がでるではないか
(吉岡生夫 第一歌集・草食獣)

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とうとう大晦日。我が家は家族四人がどうにか揃った。夕食はきのうのキムチ鍋の残りに、豚ひき肉の団子をいれて豆腐をいれて、麻婆豆腐風にする予定。あとはみんなの好きな魚卵系統のおつまみを並べる。
小島ゆかりの言うように、この世のことはごちゃごちゃするが、その混沌もまた良いではないか。
家の中が散らかっていようと、ブログの更新ができなくても、どうにでもなるわ。

今年もたくさんの方に「気まぐれ徒然かすみ草」を読んでいただきましたこと、感謝しています。ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。ほな、またね♪

容色をもはや問はれぬ麻(まあ)さんの婆は豆腐でをとこ操る
(近藤かすみ)