親分はどっちに・・・。

　雨が上がり一段と寒さが厳しくなった我が家周辺。
眼下に広がる遠くの山が、一時的にうっすらと雪の色をしていたが、直ぐに元の紅葉がコジレた色にかわった。
我が家周辺での降雪はない。

　雪が間近にせまってきたために、１㌔程離れた牧場にいた牛群を近くにいた牛群と一緒にした。
これからしばらくの間、共同生活が始まる。
対面もそこそこに、それぞれの群にいるボス牛が顔を合わせるなり、死闘がはじまった。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

　お互いに誰がボスなのか直ぐに見分けることが出来るのは、さすが集団の生き物の世界だ。人間もおなじかも・・・。
牛たちにとって、一番のボスは人間様で、何の得策もないとおもうのだが、一番を決めるのだ。さすが群のボス同士のためか
死闘時間も長い。息づかいが聞こえてくる。数分たった。

　ついに、白い方があきらめ逃げた。

　　　　　　　　　　　　　

　偶然近くにいたため死闘を見物していて、携帯でシャッターをきった。
どうでも良いが、仲良く過ごして、元気の良い子牛を産んで沢山お乳を出して欲しいと願わずにはいられなかった。