ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

北海道中頓別農業高校の廃校

2008-03-02 20:46:35 | Weblog
今日、北海道中頓別農業高校の57年間の歴史に幕が閉じられた。

卒業生や同窓生など300名をはるかに超える人々が参加して、盛会に記念式典、惜別の会が開かれた。
私も第17回の卒業生として今回の式典などの諸準備に参加させて頂き、今日の日を迎えた。

戦後間もない混乱の時期に、若者の教育の場として開校して以来、幾多の変遷をえながら進んできたわが母校、のちに宗谷管内でただ一つの農業高校にかわり宗谷の農業の担い手育成の為に発展してきたわが母校。時には廃校の危機に直面しながらも、なくしてはならない高校として、ありとあらゆる知恵を出し合い生徒の確保に奔走して今日まで発展し続けてきた母校。

そんな母校も時代の流れ、少子化の時代などにうちかつことは出来なかった。

いまから40年も前になる。私が入学したのは・・・・・。
当時、昼間の季節定時制という聞き慣れない農業高校だった。もちろん町立の高校であった。私にとってこの聞き慣れなかったこの学科こそが一人の人間として、大きく成長出来た学舎だったといっても決して過言ではない。
それは、農業で様々な体験を通して学べると言った授業スタイルだったからだろうか。

「高き理想不屈の意志、限りなき奉仕不変の愛、遠き使命不動の信・・・・・」校歌にででくる一節である。
式典の中で声高らかに歌った最後の母校での校歌の時、思わず涙が出てしまった。

やはり母校の灯が消えることは寂しい限りである。
しかし、私が学び得た母校での多くは私の体の中で赤々と灯り続けている。たとえ母校という形はなくとも・・・・。

その点からいって、わが母校、北海道中頓別農業高校は永遠に不滅なのかも知れない。
     (写真は高校1年生の我が姿)
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