山奥から深夜放送が・・。

　深夜に外から人の声が聞こえ窓を開ける。「アッ！！そうだった」と納得する。早朝、玄関を開け一歩外へ出る。
山の方から美しい声が聞こえて驚く。「アッ！！そうだった」と納得する。

　　　　　　　

　昨日から、山の方に向けて夕方から朝までラジオをつけっぱなしにしている。　そのことを忘れて、山奥から聞こえる人の
声に瞬時ではあるが驚いたのある。

　それは「野生のシカが人の声で近づかないだろう」との思いでおこなっている。
寒さに耐えスクスクと育っているトウモロコシ、きれいな花を咲かせているパンジー等が一夜にして食べ荒らされる。
勝手に色々な懲らしめの対策をやっているがどうも効果がないようだ。周囲の電気を通したセンをはったり、ヒモを風でな
びかせ驚かせたり・・・。気の毒だったが犬を畑の中に繋いで見たり・・・。
トウモロコシを竹で囲い、ひらひらヒモをさげたり・・・。

　それでも心配で深夜放送になったのだ。窓を開けると賑やかな放送が聞こえる。
しかし、この声に慣れてしまったら・・・効果もないだろうが・・・。

　自然界の中での生活に、自然界の動物などとの知恵比べがまだまだ続きそうである。