道草、より道、まち歩き。

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ホントのエコ

2011年06月05日 23時22分23秒 | 環境
震災~原発事故の影響で電力不足が叫ばれ、今更なのだが改めて節電の大切さをテレビ、新聞でも見る機会が増えている。

昨日の北海道新聞「どっち Which さっぽろ」というアンケートをモニターを元にしたコラムでは、『節電を~(している?)それとも(していない?)』という設問で、節電していると答えた人が82%、していないとした人18%だった。

これで面白いのが回答の答えも掲載していることで、こまめに電気を消すという当たり前のことから、電気製品の使用をやめるという生活スタイルを見直す動きもあって興味深い。

対して「節電をしていない」人は、「道内で節電しても全て関東に送れる訳でないのでパフォーマンスの節電はしらじらしい」とか、「節電を心掛けるより、経済活性化に心血を注いでは」という否定派も。

テレビでは政治家や経済評論にこういう意見が多く、本当に効果のある節電とか何を信じれば良いのかほとんど議論もされていないのが現実。
温水便座はなくてもいいし、明るい場所での照明は必要ない。1日で使う時間はホンの少しなのにコンセントは付けっぱなしというのが今まで当たり前だった。

企業はリストラや経費削減に必死になる割に電気代には無関心というような気がする。
北海道で節電する事は最終的に泊原子力発電所を停止させることに繋がり、その前には化石燃料の使用も減らすことができるはず、節電をすることは決して経済を落ち込ませる訳ではなくて、大きな企業や工場こそ電力使用のコストカットで無駄な経費を大幅に削減できるものだと思う。

あれだけサマータイムは効果がないと言っていたはずなのに、大企業が休日を変更する計画を打ち出し、時差出勤をする会社とか、飲食業はアフター4を見込んでいるし、金をかけずにやれることはまだまだあるはずだ。

また、昨日の『所さんの目がテン!』では電気食器洗い器はエコか? ということで手洗いと食洗器のどちらがお金がかかるかという実験をしていて面白かった。

5人ほどの女性に食器を手洗いしてもらいその水道料金、給湯用のガス代を算出。お湯を出しっぱなしにして洗う人は驚くほどの料金になった。
対してさすが食洗器、水の使用量は手洗いに比べると断然少ない! ガス代を含めてもまだ手洗いより優位性がある。
しかし! それに電気代を加えると手洗いと大差なくなり、1番2番はお湯を上手に使った人が逆転する。
それもお湯を使わなければもっと開きは大きくなるだろうし、番組ではなかったが食洗器は専用の洗剤が必要だとか。
ただ、その最終結果をじっくり映さなかったのはスポンサーに配慮してのことだろうか。

食器洗いの時間を買っているようなものだろうが、それにしても食洗器って高い。
子どももそういう事の手伝いをすればいいのだけれど、うちは全然しないなあ。

それから今日は朝から日本テレビで『つなげよう、ecoハート。』という番組で地球や環境と共生するヒントを紹介。
なぜ今? と思ったら今日は「世界環境デー」なんだそうで。

街の発明家なんて、ちょっと変わったおじさんたちの紹介かと思ったら、結構ちゃんとした発明をしてる人だったのでちょっと見入ってしまった。
最近何度か見たことのある非電化冷蔵庫や、洋上発電なども紹介。
それから宇宙の太陽光パネルで発電した電気をマイクロ波を使って地上にというものやプラズマでゴミを消す!?というちょっとう~ん…というものまであったが、中でもこれは良いんじゃない!? と思ったのが、地上の熱を地中に通したパイプを通し、比較的低温である地中で冷やして家の冷房に使うもので、クーラーではないのでほとんど電気は使わないとか。

涼しい北海道では必要ないかもしれないが、暑い本州で家を新築する時はこのシステムを標準にすればかなりの省エネになるのではないだろうか。

何事ももう家電メーカーの言うエコや省エネなんて言葉に妄信しないで、しっかり自分で考えて必要のないものを無理に買ったり使ったりしない事が一番大切だと思う。
第一、企業がエコなんていうものに信用できるものは少ない。

コメント
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