道草、より道、まち歩き。

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金の問題じゃない

2011年06月30日 23時43分20秒 | 社会・経済
震災の影響による電力不足が心配されるため、明日7月1日から東京電力と東北電力の管内で大口電力ユーザーに15%の節電を義務づける「使用制限」が発動される。

これは37年前の第1次オイルショック以来とのことで、北海道の片隅で少年だった私にはそんなことは全く知らず、お気楽に過ごしていただろう。
と言ってもその当時の電気製品と言えば…テレビ、冷蔵庫、洗濯機、照明、アイロン、ラジカセ、電気毛布(古い家には必需ひんだった)と、と…と…そんなもん?

あれ? もうこれくらいだった? 電気製品。
いや~ホントだなあ。ビデオも、電話/ファクスも、もちろんパソコンもない時代だった。
でも、ものがない事は全然不幸でもひけめを感じることもなかったし、それが当たり前だった。

この「使用制限」に故意に違反すれば100万円以下の罰金が科される。
病院、鉄道などは義務を10%以下に緩和ということだ。

確かに全体の電力使用はほとんどを業務向けが占めて、家庭の使用量は20%以下だった。
やはり企業、大型店舗などがもっと節電に務めてくれれば、一般の人が我慢してクーラーを消さなくても足りるはずだ。

パチンコと自動販売機の議論もどこかへすっ飛んでしまったが、本当に必要なものってごく僅かであることは確かだろう。
先月義父の見舞いに病院に行ったら、南向きの一般病棟だったが、照明がなくても全く気付かないほど明るい部屋なのに、当然のように昼間から照明が点いていたり、待合室は日曜だけあって誰も居ないのに大型液晶テレビが付けっぱなし。

北海道など首都圏と東北に比べるとやっぱり節電意識は低いのかもしれない。
資源のない日本だから原発は重要なエネルギーだって。全然違うだろって思う。
資源がないからこそ大事に、無駄な使い方をしないように考えなければいけないのに、今までのこの電気の使い方はなんなのだろう。

電気が逼迫してない地域は節電なんかしなくていい。なんて聞くとやっぱり腹が立つ。
電気も資源がなくては作れないものなのだから、無尽蔵に浪費するべきではない。
金を払えばいいだろって問題ではない。

コメント
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