発寒北商店街では「ペットボトルキャップ回収 in ハツキタ」として、6月5日の世界環境デーから、7月7日のクールアースデーまでの1ヶ月間にペットボトルの回収を行いました。
今日商店街に加盟する事業所の営業さんと二人で給油所から借りた軽トラに積み込み、キャップを受け入れ、買い取りをしてくれている産業廃棄物のリサイクル会社に持ち込みました。
回収をしていた一ヶ月間に限ってはキャップ30個につきアトム通貨10馬力を差し上げていたので、地域の中でキャップをずっと貯めていた方が一人で何千個も持ち込んだ例もあったようです。
また、回収の前後でも中学校がキャップの収集をしており、合計3万3千個のキャップを集め商店街から感謝状を贈りました。
先月のはっさむハツキタの日に選別をして、キャップ以外の不純物などを取り除きましたが、それでも運ぶ前に見ると洗っていないものや、中には飲料の残りからカビが生えてしまっているものもありました。
汚れやシールなどが貼ってあったりするとリサイクルに支障があるそうなのですが、あまり考えずにただ集めれば良いと思っている人も多いようです。
不思議ですね~エコだとか、ボランティアを考える人がそんなことも考えないなんて。まぁ実際は考えてないってことですよね。
さて、軽トラック一杯になったキャップを市内の片道12kmのリサイクル会社に持ち込み、ざっとでもキャップのチェックをされるかなと少々ハラハラしましたが、係の人が大きなバケットがついた秤にキャップの入ったビニール袋を次々に入れて、合計の重量を教えてくれました。
177.6キログラム! でした。
こちらでも二千や五千個単位で袋に入れて行ったのですが、やはり1個1個を数えようもなく重量で計算されます。
それから計算すると、キャップ1個2.5gとして約7万1,040個という事になります。
で~、これをポリオワクチン代にすると一人分は20円=キャップ800個分とされていますので、単純計算で88人分のワクチン分になるという事になります。
ポリオワクチンは一人分20円で計算しやすいからよく登場しますが、はしかのワクチンは95円もするので18人分しか購入できません。
金額換算で言うと、20円×88人分=1,760円になります。
1,760円を作るために、ここまでどれだけの労力が費やされたでしょう?
忘れてはならないのは、キャップ1個のためにはペットボトルの飲料1本が消費されています。
7万個のキャップには7万本のペットボトル…当たり前だけれど。1本100円としても700万円分の飲料が消費され、そのペットボトルを作り、消費者の手元に届くまでには、すでに多くの二酸化炭素が排出されています。
環境だ、エコだと思うならペットボトルの飲み物を買わないようにすることが第一だと思うけれど、キャップを一生懸命集める人ってどこまで環境の事を考えているんだろう…。
(なんだかまとまりが悪いので続く)