道草、より道、まち歩き。

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民生委員児童委員協議会全体研修会

2009年07月07日 23時25分43秒 | 社会・経済
西区の民生委員児童委員協議会全体研修会に出席した。

主に65歳以上の高齢者名簿の調査、ひとり暮らし高齢者などの巡回相談にかかる内容だったので、主任児童委員の私は直接高齢者と関わる事は少ないのだけれど、同じ地区の民生委員の方々とは連携して業務をしているので、皆さんがどんな活動をしているのかを知る事は重要だ。

初めに西区保健福祉部長の話しがあったが、昨年の札幌市での孤独死は63名だったそうで、そのうち4名は1カ月間も発見されなかった件もあった。

民生委員には守秘義務があり、巡回先での個人情報はたとえ民生委員の配偶者でも話してはいけないことになっている。それは主任児童委員も同じだけれど、時には役所からの情報を対象者にそのまま見せてしまい、それには本人だけでなく家族の情報も掲載されており、民生委員や役所への不信感を抱かせる事もあったという。

民生委員は同じ地域の住民でもあり、高齢者の見守り・安否確認だけでなく、生活保護に関する相談や意見書も書くというので、大きな信頼感、安心感が必要とされている。
研修の中では実際の事例として、訪問した玄関先で「民生委員の~です」と大きな声で言われるとか、街で会って「仕事決まった?」などと人前で言われることがあったなど、無神経な態度だとか民生委員側の苦情もあるそうだ。

しかし阪神淡路大震災のような災害時を考え、身内の緊急連絡先を確認しているそうなので、どうにか良い信頼関係を築いてもしもの時には誰かが駆けつけられるような体制ができると良いのだけれど。

説明の中でもこれから65歳以上の高齢者が多くなり、民生委員の仕事は多くなる一方だけれど人数は限られ、欠員が出てもなり手がいないという大きな悩みも抱えている。それでも誰でも良いという訳ではないので、今後は人材育成も考えていかなければならないのだろう。

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