道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

環境総合展2008

2008年06月20日 23時25分11秒 | 環境
Img_4694札幌ドームで行われている北海道洞爺湖サミット記念「環境総合展2008」に行ってくる。

一通り見たけれど、はっきりいって見るべき物はほとんどなかった。特に大企業の出展は派手な大きなディスプレイ、大型液晶モニタ、ジオラマ、ミニスカートのコンパニオンによるアンケート募集ばかりで、結局何を言いたいのか分からなかったりする。

このイベントが終わったら全部ゴミになりそうなディスプレイだったり、アンケートと言っても子どもでも分かる空欄に文字を埋めるクイズ形式のものだったり、仕入れが50円もしないような色鉛筆が賞品だったりするし、終了間際にミニスカコンパニオンと記念写真を撮る業者がいたりで、一昔前のイベントと全く変わらない。

これだけ我が社は環境に優しい活動をしています♪ と言われても自己満足にしか聞こえない。カメラもプリンタもcanonを使っていて嫌いなメーカーではないが、プリンタのインクカートリッジはcanonの純正は回収したらプラスチック部分、回路部分などバラバラにしてそれぞれ溶かしたり粉砕したりしてまた材料にします。
というが、そのカートリッジにインクだけ詰め替えて3割ほど安く販売している会社があり、特許侵害の訴訟にも発展したが、どちらが環境・エネルギーを使わないかと考えれば答えは明らかだろう。

この中でちょっと注目したのは、ホタテ貝の殻を使って建築資材にしたり、廃食用油をつかってバイオディーゼル燃料を精製するプラントだったり、間伐材などをミミズが分解してその糞から作った有機肥料など、これまで廃棄するしかなかったものを活用しているもの。
廃油は札幌の様な大都市でやると収集量も多く効果的なのだが、札幌市はなかなか反応が鈍いようだ。札幌市も今回出展しているので、ここで商談をまとめて大型プラントでも作ってゴミ収集車は全てバイオディーゼル燃料にします!とくらいやって欲しいものだ。

セグウェイは確かに面白い乗り物だけれど、これが環境に良いと言えるのかは疑問。電気自動車もそうだけれど、これらを動かすためには電気が必要な訳で、世の中の自動車が全て電気自動車になったら原発がいくつ必要になるのだろう。
第一立ちっぱなしでそう長距離は移動出来ないからやっぱり一人乗りなら自転車に優位がある。

自転車も乗れない高齢者を考えた時、これこそ環境に優しい交通手段と言えるのはベロタクシーくらいなものだろう。
北海道は冬期間は使えないとか、スピードもあまり出ないし、長距離もドライバーがもたないということもあり、決して万全ではないけれど、市内中心部や平坦な地区なら結構快適な乗り物ではないかと思う。

それにしても札幌ドームはこの手のイベントをするには広過ぎる。じっくり話しを聞いた訳でもなく、ただ歩いただけなのに疲れたのなんのって(--;

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする