道草、より道、まち歩き。

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洞爺湖サミット国際メディアセンター完成

2008年06月03日 23時32分16秒 | 社会・経済
Photoご存知「山はともだちルスツ高原~♪」って古いか。5月21日、北海道洞爺湖サミットでの報道拠点となる「国際メディアセンター(IMC)」が報道陣に公開された。
写真の中のどの辺に建設されたかは分かりませんが、洞爺から25キロほど離れた留寿都村ルスツリゾートの既存施設と、このIMCを使って各国の報道メディアが世界に北海道からのニュースを流す事になるのでしょうか。あえて洞爺から離れた場所に作ったのは警備上の問題か、宿泊施設の問題かは分からないが、メイン会場のザ・ウィンザーホテル洞爺は首脳の宿泊と会議場、洞爺湖畔のホテルは各国代表団の宿泊ということで、一体何千人の人が3日間のために訪れるのでしょう。
このIMCという建物は自然エネルギーを活用したり、環境に配慮した工夫がされているという。壁面は間伐材を利用した緑化と太陽光パネルで覆われ、冷房用のダクトは段ボールを2枚貼り合わせた上にアルミ箔を貼っただけ。階段の手摺は建築現場の足場のパイプそのものだし、床下には冷房に使う雪が貯蔵されていて、9割が再利用可能な資材だそうだ。でも雪冷房なんて大々的に宣伝していたけれど、7月初旬でそんなに暑くなるんだろうか?あと1カ月、冷房どころか寒かったりしないだろうか。特に過ごしやすい北海道で。

それにしても建築中のニュースを見ていた時は3日間のために、また立派なもの作るなあ~、サミットが終わったら何に利用するんだろう?と思っていたら、なんとなんと!サミット終了後は解体するんだそうな。驚いた(*o*)
この工事は昨年11月29日に北海道開発局営繕部が開札して、竹中工務店・岩田地崎建設・伊藤組土建特定共同体と日本設計のグループが落札した。落札額は28億2000万円だった。昨今の開発局談合事件の影がここにも?なんて事がないよう願いたい。でも、その後のニュースでは総建設費は30億2000万円となっている。何故半年で2億円も増えちゃったんだ~?道路などの付帯工事なんだろうか?
3日間のために30億円か~。いくら再生できる資材とはいえ、建築・撤去までにどれだけ廃材が出て、燃料を使い二酸化炭素を排出したんだろう?会期中は記者が洞爺湖とIMCを行ったり来たりするのだろうか?自動車を使って。
国民は1人1kgの二酸化炭素削減を要求されているが、洞爺湖サミットが決定してから閉会まで、このサミットの為に排出された二酸化炭素総排出量を是非公表して欲しいな。環境問題が大きなテーマのサミットとなるはずなのだから。
洞爺湖サミットのHP http://www.g8summit.go.jp/index.html を見ると「画像の容量を抑える事で、消費電力の低減を目指した環境配慮型サイトです」だって。…アホか。

コメント (4)
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