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南無煩悩大菩薩

今日是好日也

草花火。

2006-10-13 | つれづれの風景。

林檎が木から落ちるのを見てなのかどうか、万有引力を導き出したニュートンさん。

重力に逆らって伸びる草は、やがて抗しきれずしだれ模様を描く。

その曲線はまるでしだれ花火の軌道だ。

弾道弾ミサイルを迎撃するパトリオットミサイルとの激突シーンも、もしかしたらこんな感じになるのかしらん。


草もしだれ花火もパトリオットの衝突も万有の軌跡を描くだろう。

お互い万有というものに影響される。

万有する効果が同じでも、綺麗で文化的なものと、愚かで破壊的なものとでは、おのずとそのイメージは好意と嫌悪に分かれよう。


例えばあるものをみて。

わぁ。草花火だぁ。といえる世の中は明るい。

うわぁ。パトリオットの迎撃だぁ。となる世の中は暗い。

嫌悪すべきことに、想像がリンクするような風景をつくってはなるまい。

小学生に鯵の絵を描かせると、鯵の開きの干物を描いた。なんていう笑い話では済まないことになるやもしれぬ。

想像する対象が暗ければ、発想するものが醜くなるのは当たり前だ。

10年。20年後に、そのキャリアが発病する。


おっちゃんのように、草花火だぁ。と喜んでくれるだろうか。

小生の発想がおかしいだけならよいのでありますが。
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走り紅。

2006-10-12 | つれづれの風景。

マブシイなァ。

おっと!。色づいてきたじゃあありませんか。

まだちょっと先っちょに気持ちだけやけど。きたきた走り紅。

もえひろがりまっせこれから。

こくこくとうつる浮世に走り紅。
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鳥瞰。

2006-10-11 | つれづれの風景。

鳥になりたい。

大空を飛んでみたいだけではない。

その視点で世界がどのようになっているかを俯瞰してみたいから。

下から見上げる。横から眺める。真っ直ぐに見つめる。ということは割合簡単だが、上から鳥瞰することは、難しい。

上空に舞い上がることは難しいけれども、意識のジャンプはできるかもしれない。

トランポリン型発想法。

チャランポラン型発想法ではない。



木々の葉は、太陽の恵みを受ける為に芸術的な重なりをみせ、それがまた至極合理的に構成されている。

人の世界も、案外うまく重なり合っているのかもしれないし、そうでないかもしれない。


しかしやね。

鳥のように飛べるということは、脳みそが軽くなければならない。

鳥瞰できるということは、チャランポランと紙一重になるということやね。

ここんところが問題。


鳥になりたい。

ただ。てっぺん禿を見つけて喜んでいるだけの鳥では意味が無い。

少しの理性と知性。少しの努力と勇気をもって、鳥瞰できる意識のジャンプ。

飛べない人には、鳥の目でどう見えてるのかを理解する術がある。

それが想像力というものだ。


前後左右上下高低。
全体的な必然的合理性に沿って、自然も人も成り立っているのだろう。

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滑走路。

2006-10-10 | つれづれの風景。

灯篭は神様や仏様の滑走路だという。

降りてくる。もしくは飛び立つ道標を備えているのだ。


出会いや別れや。生や死が離着陸する。



運動会のシーズンだ。

年長さんや6年生や3年生や3年生は、2度と舞い戻ることはない一瞬をまさに今過ごしている。

彼ら彼女らはきっと「今」を滑走路にするだろう。

来年の3月には離陸だ。


僕たち大人は、どのような灯篭を用意できるのだろうか。

泣けてきたのであります。
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きんもくせい。

2006-10-09 | つれづれの風景。

どこからともなく。

ただよい。ふきぬける。

濃厚でありながらも清閑なる一瞬。

ふっと心惹かれずにはいられまい。

いまそこにあった。

かききえるせつなさが、秋の深まりに愁いを起こす。

ひっそりと。目立たぬその姿が美しい。


香りは、人の記憶と密接だ。

金木犀は記憶の華。

朝晩の寒気に。空の高さに。来る冬の厳しさ。

逆巻く暖かさ。ありがとう。


さて。忘れぬように。
もう一度。大きく息をすってみる。

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スペース・パォーン。

2006-10-07 | 有屋無屋の遍路。

宇宙空間においては地球上の常識は通用しないのである。

慣性の法則により、一度動き出したものは止まらない。

抵抗する力が無いのである。

宇宙の中をあてどなく回転しながら放浪する地球も例外ではない。

万物は流転。

スペースパオーンは、この謎に挑む。


その前に、謎といえばモナリザの微笑がある。全く関係ないといえばそれまでだが。

微笑のポイントは口元だ。

感情認識の研究機関によれば、あの口元は、83%がハッピー、9%のむかつきと、6%の心配(恐れ)と、2%の怒りで表現されているらしい。

魅惑の微笑が欲しければこの練習をするといい。

出来るものならばだが。

「パーセントで言われてもなぁ。どないするん。」

・・・やっぱり謎だ。



もう一つ遺伝という謎がある。人格は環境に影響されるのか、先天的気質によるものなのか。未だ決着のつかない論争の一つ。

話は飛ぶが、先日酔っ払って出た話。
遺伝子レベルでは、男の子と女の子とではDNAの受け渡しに違いがあるという。

世継ぎ問題も先般より取り上げられているが、血統の問題は、DNAに深く関わってくる。

男の子が生まれると、父と母の血を引く。女の子の場合だと、母は同じでも、父の血というよりも、父の母の血を受け継ぐらしい。例のXYの配列によって男と女に分かれるというやつだ。


「ということは、女性が養子をもらって産んだ子は、2代続けば血は絶えるということになりますね」

「うん。女系の場合一代限り。という決まりはそういうところからきているんだ」


「なるほど。よく昔からかみさんを貰うなら、母親とおばあちゃんを見てもらえ。といわれてたことにも一理あるわけか・・。」

「いちがいにはいえないが、遺伝がもし人格形成のポイントの多数を占めるのであれば、そうともいえるわな。逆に環境が人を創るのであれば、それはパォーンになってしまうから、気をつけなきゃな」

「う~ん。・・・謎は深い。」


・・・。


・・こちら管制センター。
スペース・パォーン打ち上げ完了! まわるまわる運動に入りました。


「謎といえばさ。ぞうさんの鼻は何で長いんだろう?」

「お前そんなことも知らんの?パォーンやからや」


「意味わかんないんだけど?」

「まぁええ。ところでおまえ。今楽しいか?」


「かなり楽しく過ごさせてもらってますけど」

「じゃ。パァオォ~ンや」


「落ち込んだり、悲しくなったときはどうなるのですか?」

「あほやなぁ。決まってるやないか。ぱおーんじゃ」


「絵文字使えるんですね。」

「当りめエノキよ。パオン。」


「パォ~~ン。パオン」

「パオン。パオン。パァオーン」



・・・。

放浪する地球から放り出された狂った宇宙船スペース・パォーン。

船内で交わされる会話に、管制センター内にもれるは深いため息のみであった。



やがて2038年。スペース・パォーンは、万物の法則、遺伝の神秘、モナリザの引きつり笑いに関して、膨大な量のデータを集め突然に舞い戻った。


航海日誌にはこう書いてある。

「宇宙空間においては地球上の常識は通用しないのである。」
「慣性の法則により、一度動き出したものは止まらない。」
「抵抗する力が無いのである。」
「万物は流転。この謎を解くためには、地球に帰らねば。」

帰ってきた、彼らの言葉に管制センターは耳を疑った。

「んーォパン~ォパ。ンーォパンーオパ

もちろん。データも全てパオーン。ンーオパ語で解読不能だった。

・・・。

彼らは真実を知ったのだ。

しかし、それを確かめる術は「パォーン!」と共に消え去ってしまった。

それ以後、地球上では喜怒哀楽パオーンが大流行し、争いや妬みの無い楽園になる。

進化とは素晴らしい。パォーンの発音が鼻を伸ばすという進化を促した。

現在では、誰も、鼻にかけたり、鼻の高さを競い合うということがなくなったのである。


パオーーン!!。
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もうちょい。

2006-10-06 | つれづれの風景。

ほれ!開こ。

それ!開け。

もうすぐ開く。

もうちょい。


種をみても。草をみても。蕾をみても。もうちょいをみてもやね、秋桜がどんな華で満開になるかは、わからん。
見たことがあるから「あ。こすもすや!」なんてことがいえるだけですわ。

見たことも無い種をまいて、見たことの無い成長に心を躍らせ、見たことの無い華に夢を見る。ついでにいうと、見たことも無い実を結ぶことに期待したい。


これがおもろい。

ほれ!育と。

ほれ!伸びよ。

ほれ!開こ。

ほれ!結ぼ。


もうちょい。が楽しいからやってられるのでございます。
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桔梗。

2006-10-05 | つれづれの風景。

確か明智光秀候のご紋は、桔梗でござったな。

愛宕山で、「土岐は今、天の滴る皐月かな」と詠んで天下を窺ってから早400年以上か。

桔梗の指物が、それ以後はためくことはなかったなぁ。



「拙者。悔いはござらぬ。さもありなん。そもそも、この命とていつあるやにもわからぬ身。打ち枯れぬ前に、天下に名を残せたことこそ本望よ。」

と光秀候の言葉が聞こえそうな桔梗でござる。



一つお辞儀をして。
くるりと背を向けて立ち去ることにしよう。

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う!。

2006-10-04 | つれづれの風景。

浮かぶ小さく黒い点描ひとつ。

う!っと眼を凝らせば。鵜。だ。

鵜がいる。


うしなったなにかを再び得たような。

得ているものが失われてしまうような。

そんな気のする風景。


ぐ!っと くるのではない。
う!っと くるのでなければならない。

甘渋く、わいてくる邂逅のにがみがなくてはならない。


女々しいと思うなかれ。感傷とはそういうものだ。



唯、一つだけ気をつけなければならないことがある。

見出された感傷を、決して、「うのみにしてはならない」


う!。
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かもよ。

2006-10-03 | つれづれの風景。

おまえなんでソッポ向いとんねん。ポッポじゃあるまいし。

痒いの。あなたなにうつむいてんのよ。


おちこんどるんや。

嘘おっしゃい。おなか痒いんでしょ。


んなことないわい。

また。意地張って。


また意地ちゃうわい。かた意地や。

そうすねないで。顔上げたら?


どないなるちゅうねん。

うまくいく。・・・かもよ。

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かもね。

2006-10-03 | つれづれの風景。

ああ。もう我慢でけん。背中痒いたろ。

うん。私も。


掻くか。

うん。掻くわ。


かこうかこう。

それじゃ。わたしも。



案外わしら。仲良しちゃうん?

かもね。
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すすき。

2006-10-02 | つれづれの風景。

俺は川原の枯れススキ。

て。まだ枯れてはおまへん。

元気いっぱいが、枯れているように見えるススキであります。


きらきら透明に光る眩しさはススキならでは。

すきすきすきすきすすすき。枯淡零丁いぶし銀の風情。


すすきの穂。さえぎるものなし。


ある男の美学の凝縮の景色。つまり。アブストラクト。

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