
食べ物にも旬がある。
最初が初物を走りという。そして旬、終わりのほうを穏座の初物と言う。
らしい。
よい言葉ではありませんか。
華にも、旬がある。
走り秋桜、乱舞総華の旬を過ぎ、ぽつねんと咲く穏座の秋桜。
鰹であれば、穏座の初物といえば戻り鰹にあたる。
初鰹は、すっきりと身が締まって美味い。戻り鰹は、脂がのってふくよかに美味い。旬の時期はもちろん一級の美味だ。
初物を頂く。旬のものを頂く。終わりものを頂く。
えべっさんのお祭りも、最終日は残り福という。
華でも食べ物でも人にも旬というものはあろう。
大勢は、旬をおいかけ、旬こそが食べごろ見ごろ使い頃という。
しかししかし。旬を逃したからと言って何も悲観することはない。
穏座の初ものなのだ。
この華には、何か玄人好みのする、色気が湧き上がるではないか。
なにものも、どのような条件、状況にありましても
それを美しいと見る心
楽しむ心
お花に日々接しますわたくしが、最近ついぞ忘れて
おりました醜い精神。
このコスモスの奥行きのある美しさに、はっと
させられました。
先生のお話に、あらためて目から鱗でございます。
有難うございました。
これで、最近の気持ちのもやもやが、晴れた気が
いたします~♪
逆らうことさえなければ、うまくいくようでございます。そのままそのまま。