南無煩悩大菩薩

今日是好日也

猿猴捉月に学ぶ

2015-05-14 | 意匠芸術美術音楽
(画図/《叭々鳥・猿猴図屏風(右隻・部分拡大)》狩野尚信)

猿猴が水に写った月を取ろうとして、おちて溺れてしまう、‘月とるましら(猿)’は戒めを含めたそんな故事に由来する。

無いものを有ると思い込んでしまうと、その結果自信満々の(だが間違った)決断を下し皆をも巻き込んでしまう。

‘有りと見て無きは常なり水の月’ -瓢水和尚-
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2 コメント

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煩悩先生へ (sugiura)
2015-05-15 06:51:45
昔の作品に接すると、戦利品、アンテックの領域ではなく心を打たれます。

今も同じ水準、いやそれ以下の精神構造に恥じ入ります。
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Sugiura様 (煩悩)
2015-05-15 13:55:48
古人の遺産に触れるだび、教養は量ではなく質だとつくづく。
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