季に咲いて花。

咲いて散るのが花。
散って結ぶのが実。
落ちて出るのが芽。
出て育つのが茎。
伸びて生まれるのが蕾。
膨らんで咲くのが華。

わて、今どのへんをうろついているんやろか。
今が開花してるんやったら、いややなぁ。
今が実やったら、こりゃ身もふたもないわなぁ。
茎は、地味すぎますわな。
蕾は、まあ、よろしおまんなぁ。なんかこう雰囲気がありまんな。
まあ。じゅんぐり、なんやったらどこでもよしとしましょか。

ええけど。
狂い咲きせんように気をつけておくんなさいよ。

それぞれの、期に咲いてこその華。
呑めるうちが華。

唯一地蔵。

ただいち。ゆいいつ。

天下には　きれいな声と決められた声はないのだ
わが耳の　喜ぶ声が　何よりも楽しい声だ

世間には　きれいな顔と決められた顔はないのだ
おのが目の見惚れた顔が　なによりも素敵なかおだ

人生には　どちらがいいと決まっているものはないのだ
自分で　よっしゃ！と決めたことが　なによりも元気が出ること

唯一のわたしを　見失いなわないように　南無。