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チコ・ハミルトン・トリオ

2022-04-17 | JAZZ
チコ・ハミルトンのグループには、バディ・コレットやエリック・ドルフィーが参加したものもありますが、これはギターとベースを加えたシンプルなトリオによる演奏集です。

「THE CHICO HAMILTON TRIO」 PACIFIC JAZZ PJ - 1220
  
 1. BLUES ON THE ROCKS (*)
 2. STREET OF DRUMS
 3. WE’L BE TOGETHER AGAIN
 4. SKINNED STRINGS (*)
 5. NUTTYE
 6. PORCH LIGHT (*)
 7. BROADWAY
 8. AUTUMN LANDSCAPE (*)
 9. UGANDA
10. LOLLYPOP
CHICO HAMILTON (ds) GEORGE DUVIVIER (b) HOWARDE ROBERTS (g)
JIM HALL (*)
録音 1953年12月6日、54年10月2日、56年2月8日

これは、チコ・ハミルトンのドラミングを楽しめるアルバムで、多くの曲を提供しているジョージ・デヴィヴィエのベースも準主役を張っています。
ギターはジム・ホールとハワード・ロバーツが、曲によって入れ替わりますが、同じようなフィンガリングと音色のため、連続で聴いていても違和感はありません。
ハミルトンのドラミングは、クラシカルな響きを持っていて、大きな音で聴いてもうるさく感じられず、特にハミルトンとデヴィヴィエの共作による「SKINNED STRINGS」は、アップテンポによるドラムスとベースの掛け合いがあり、また、「SKINNED STRINGS」においても中間部でのベース・ソロの後、2人によるセッションが印象に残ります。

他にもスタンダードの「WE’L BE TOGETHER AGAIN」では、意表をついて最初の4小節でメンバーによるアカペラ・コーラスがあったり、アップ・テンポで、ロバーツのギターとベースによるユニゾンが粋な「NUTTYE」や、ジム・ホールのギターがフューチャーされるスロー・ブルースの「PORCH LIGHT」等、色々と変化もある楽しいアルバムです。

コメント
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