掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

第15回小笹屋竹鶴呑切会

2011-09-21 07:00:00 | 出来事
9月19日(敬老の日)竹鶴酒造の呑切会が、竹原市の賀茂川荘で行われ女房と2人で参加致しました。
この会も、今年で15回目を迎えました。石川達也氏が杜氏に成ってから続くこの会も、年を追うごとに参加者も増へ、今では3日間(9/18~9/20)で約165名位の熱心な飲食店・酒販店の方が全国から集結致します。
呑切会の初日は「竹コース」といって蔵でのきき酒のみ。二日目・三日目は「鶴コース」と呼ばれ賀茂川荘にてきき酒。その後、こだわり食材と共にお酒を楽しむ懇親会が行われ、宿泊者は離れで二次会が用意されています。したがって私は「鶴コース」の初日の参加と言う事に成ります。
今年は、いよいよ10月から木桶で仕込まれた生もとが出荷に成事も有り、そのお酒の状態にも、とても関心を持っていましたので、大変楽しみにしておりました。

開始時刻は午後1時30分。先ずは竹鶴寿夫社長のご挨拶から会は始まりました。
続いて、竹鶴敏夫専務の方から「清酒中の有機酸について」と題し、研究発表が有りました。
その後石川杜氏から、生もとがいつ誕生したのか・・・と言う事についての研究発表をお聞きしました。
また、次回の仕込から、三段仕込み後の追水をしないと言う事についての、ご報告も有りました。通常、三段仕込み後濃糖状態では、酵母は中々活動しにくいので、追い水をして酵母が活発に動く様に手助けをするために、こういった方法を用います。竹鶴の酵母は非常に活動的なので、追い水をしなくても問題ないと言う事で、今年からは追い水はしないと言う事に成ったようです。
その後、いよいよきき酒に移る訳ですがそのお話は、また後日・・・・