多摩北部医療センター敷地内に生息するキンラン、ギンランなど絶滅危惧種の植物をはぐくむ緑地を都が継続的に保全・植生管理することを求める意見書

2018年10月13日 | 東村山市議会情報
東村山市議会9月議会の最終日の10月10日に「多摩北部医療センター敷地内に生息するキンラン、ギンランなど絶滅危惧種の植物をはぐくむ緑地を都が継続的に保全・植生管理することを求める意見書」が可決されました。

<以下、東村山市HPより抜粋>

 東村山市にある、公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センターを含む都有地は約4.6万坪の広大な敷地で、その中には複数の都の福祉施設がありましたが、本年3月末をもってすべての施設が廃止となりました。
 この敷地内にはキンラン・ギンランをはじめとする多種多様な絶滅危惧種が生息しており、特にキンラン・ギンランは、同敷地内を横断する都市計画道路が建設された影響で移植まで行われました。幸いにも、移植が予想以上に成功し、今では自生していた希少植物と併せて一層見事な植生となり、毎年4月から5月に咲き誇るキンラン・ギンランは多くの方が観察に訪れ、東京どころか全国一の植生となっています。
 これまでの植生管理は、都職員の方々と地域ボランティアの努力が支えていることは勿論ですが、福祉保健局のご尽力もあり大変感謝しております。
 都の施設がなくなり、現在は福祉保健局の本庁部門が保全管理等をされているかと思いますが、地理的にも遠く且つ本来植物についての業務担当ではないため、今日まで植生管理に関し共に汗を流してこられた地域ボランティアの方々が、今後の植生管理に対し危惧をしております。
 この広大な緑地は東村山地域の貴重な財産であり、また武蔵野の開拓や雑木林の利活用をしてきた緑地を、次代を担う子供たちに残していきたいと思い、キンラン・ギンランなど絶滅危惧種などの植物が生息する緑地の保全・植生管理を都が継続的に行っていただくことを求め、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。

平成30年10月10日
東村山市議会議長 伊藤 真一
東京都知事 殿

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