昔は、リサイクルセンター建設で住民投票の動きがありました。

2017年03月11日 | 2期目の実績
平成24年8月臨時会(仮称)「秋水園リサイクルセンター」を12億円で建設することについて市民の賛否を問う住民投票条例

昔は、リサイクルセンター建設で住民投票の動きがありました。

ごみ焼却炉建設では、場所の選定や計画段階からしっかりとした住民参加が望まれます。

<以下、東村山市HPより抜粋>

○議長(熊木敏己議員) 次に、小坂渉孝さん、お願いいたします。
○請求代表者(小坂渉孝君) 諏訪町1丁目に在住する小坂渉孝です。皆様、おはようございます。
  本日は、臨時議会で意見陳述をする機会をいただき、市長、行政、市議会の皆さん、傍聴においでいただきました皆様に感謝申し上げます。
  リサイクルセンター建設の賛否を問う住民投票条例の制定を求める請求代表者の一人としての思いを申し上げます。
  私たち市民は、市長と議員皆様に白紙委任状まで渡したわけではありません。市民が議会の決定に異議を唱え、大きな市民運動となったとき、一つ一つの事実と正面から向き合って考えることが、民主主義の真摯な姿勢ではないでしょうか。議員各位の賢明な御判断を心からお願いいたします。
  瓶・缶・ペットボトルの3品目の選別処理について、2011年11月の市議会で、市長はリサイクルセンター建設の場合と外部委託をした場合とのコスト比較を行った上で方針を決定すると表明していたにもかかわらず、不十分な議論で終わらせ、この財政難の中、市議会、市民多数の意見を無視して、なぜリサイクルセンター建設を強行しようとしているのか、非常に不自然で建設の動機が不明瞭であり、大きな不信感と疑惑を持たざるを得ません。財政難を理由に、防災、福祉、生命の安全が脅かされている状況で、12億円もの巨額な税金が無為無策のリサイクルセンター建設につぎ込まれることに、納税者の一人として強い憤りを持って反対いたします。
  私たちは、リサイクルセンター建設の是非を市民による住民投票で決めるため、住民投票条例を求め、直接請求を行うことにした。市長は、就任当初の基本姿勢の一つに、住民投票条例の制定は民主主義政治の基本であると表明していたが、現在その信念はどこへ行ってしまったのか教えていただきたい。
  私たちが8月6日に提出した住民投票条例制定のための署名5,775名、署名受任者と直接請求代表者300名の税金の無駄遣いをやめてもらいたいという強い思いで行った署名活動の重さを、市長及び議員の皆様に深く感じていただきたい。
  また、私たち請求代表者から、市長のリサイクルセンター建設に対する具体的な対案を提示し、市議会に請願書を提出しているが、6月議会で自民、公明は、市民からの請願をほとんど審議することなく不採択とした暴挙を二度と繰り返すことなく、市民からの請願は、しっかりと十分な時間をかけて審議をお願いします。
  最後に、私、次の理由でリサイクルセンター建設計画を白紙に戻すことを求めます。
  1、財政難の中、12億円もの費用をかけること。
  2、毎年9,000万円以上もの市民の税金が支出されること。
  3、直営ではなく、民間事業者に外部委託すれば、費用が半分以下に抑えられること。
  4、平成22年度決算で642億円の市債残高があり、これは市民1人当たり50万円以上になる。
  5、財政が苦しくなったら増税すればよいという政治姿勢を改めることなく、安易に借金して箱物を建設しようとしていること。ことしに入っての保育料値上げ、国保や都市計画税の増税に市民は苦しんでいる。
  6、市長には、住みたいまちづくりというこれからの方向性を示す政治哲学が全くなく、東村山の将来を望む希望が見出せない。
  以上の理由で、12億円もの税金をかけるリサイクルセンター建設については、住民投票で市民の意思を問うことを求めます。
○議長(熊木敏己議員) 最後に、名畑五郎さん、お願いいたします。
○請求代表者(名畑五郎君) 名畑五郎と申します。私は、恩多町4丁目、東村山高校の脇に住んでいます。それで、東村山に住んだのは昭和47年、ちょうど42年目に入ります。東村山に住んで、私はサラリーマンでありましたもので、ただ家に帰る時間が大体30年ぐらい続きました。それで、会社を定年でやめまして10年ぐらいになります。そこで、東村山に何か一つぐらい残してみたい、力になってみたい、そういう思いで、このたび請求代表者という形でなりました。
  そこで私は、一番最初に言っておきたい理由としましては、リサイクルセンター建設に対しては反対です。その理由ですけれども、我々、皆さんも、傍聴に来た方もわかっていると思いますが、環境建設委員会、東村山市秋水園リサイクルセンターの建設にかかわる特別委員会といったものを去年までやってきて、ことし3月、4月からですか、環境建設委員会をいろいろ傍聴していて、あんなざまじゃちょっとおかしいんじゃないかということで、この請求代表者ということを請け負うような形になりました。
  最初、8名から始めました。それで、本当にやっていけるのかどうかということが非常に心配でした。ですけれども、最終的にやったら298名、合計で316名の方から署名をとっていただいた形になりました。そこで、その署名をとる中でこういう意見がありましたもので、ちょっと披露したいと思います。
  署名している中で、やはり、民間で任せられるものは民間に任せたらどうか。生ごみと違いまして、瓶・缶・ペットボトルは3Rの中のリサイクル、要するに資源として利用できるんじゃないか。再び資源として、今、日本国は資源がないと言われている中で、資源循環というこのまちの部もあるように、資源をやはり大切にしなきゃいけないんじゃないか。そのためには、民間で任せられるのは、民間で任せたほうがいいんじゃないかという市民の声がありました。
  それから、市民の声があるのは、やはり、秋水園だけに任せておいていいのかどうか、分散ということを考えたらいかがなものかという案も出てきていました。なぜかといいますと、秋水園にはこれからも生ごみなんかでお世話にならなきゃいかんという中で、全てを秋水園にお任せするということはいかんじゃないか、分散化ということを考えたらどうかという話が非常に多かったです。
  これは、僕が弁解がましく署名していただく中で、実は去年までの間には、分散化する場所がないんだという意見が非常に多くて、だめだというような形のものが非常に多かったんですけれども、民間の業者もやれるという形が出てきたので、民間で検討することもしかるべきではないかということを言われました。
  それから、私はまだ、東村山で言われている'98プランというものを生かしていただきたいなと。なぜかといいますと、東村山で'98プランを一番最初に立ち上げたときは、僕は参加していなかったんですけれども、10年後、この'98プランという仲間、今、その仲間で年に十数回集まって勉強会をやっています。
  その中で、やはり燃やさない、埋め立てない。瓶・缶・ペットボトルは、市のほうに任せればごみになるわけですよね。ごみになったら、どんな形だって処理できるという形ではだめなんじゃないかということで、我々、環の会で'98プランをいまだかつて検討しているような状況なんです。そういう状況の中で、なぜリサイクルセンターの建設をやらなきゃいけないのかということを非常に疑問に思っています。
  そこで、あと一つ言いたいのは、リサイクルというのは、再び資源を利用するんだ、燃やすんじゃないんだよということで、何でも箱物をつくればいいんだということで本当にいいのかどうか、これは市議会の皆さん、あるいは行政の方も考えていただきたいなというのが、私の最後のお願いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(熊木敏己議員) 以上で、請求代表者による意見陳述を終わります。
  休憩します。
午前10時20分休憩

午前10時23分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。19番、肥沼茂男議員。
○19番(肥沼茂男議員) 議案第26号につきまして、自由民主党市議団を代表いたしまして質疑させていただきます。
  まず、質疑に入る前にでございますが、本日はこのように多くの傍聴者の皆様方が来られております。私、秋水園のすぐそばに住んでおる一市民といたしまして、秋水園にかかわることにおきましての御心配をしていただいていることに、お礼を申し上げる次第でございます。
  順次、質疑をさせていただきたいと思います。
  まず、①でございます。意見書にもあるわけですが、リサイクルセンター建設にかかわる予算は、既に審議の上、議決されたものであります。そこで、予算に示される性格とは何かを伺います。
  ②、リサイクルセンター建設にかかわる事業費でございますけれども、24年度予算で2カ年の継続費として計上し、24年3月定例会において既に議決を得ているところでございます。この事業執行の意思決定がされていると思いますが、確認のためお伺いをさせていただきます。
  ③でございます。意見書において、住民投票には4,000万円弱の経費がかかるとありますが、その内訳はどうなっているのか。また、今回の住民投票については、仮に過半数に達しなかった場合、4,000万円弱の経費が無駄になってしまう。その点についてはどうかお伺いいたします。
  ④、秋水園の現状について伺います。これは各予算委員会、また環境建設委員会等、その都度、出てまいりましたことではございますけれども、改めてお伺いさせていただきます。
  まず、騒音についてでございます。東京都の環境保護条例に接触しているとのことでありますけれども、具体的にはどのようなものなのか。また、環境保護条例の基準値と秋水園の測定値について伺いたいと思います。
  それから、西武グラウンド跡地にできました住宅との間には緩衝帯がありますけれども、また所沢市との境には柳瀬川がございます。一定の高さの防音壁はあるものの、その効果は決して高くないと思われます。最近、苦情は少ないと聞きますが、なぜか伺います。
  次に、臭気についてでございます。臭気については環境基準をクリアしているとのことでありますが、臭気についての苦情がある現状をどのように考えているのか伺います。また、現状の施設で、さらなる臭気対策は可能かどうか。
  次に、施設の老朽化について伺います。各施設とも老朽化し、応急的な補修をしておるわけですが、そのような対応で問題はないのか。具体的な施設の現状と課題について伺うとともに、課題を解決する方策はあるか。
  次に、労働環境についてでございます。各施設における労働安全衛生の観点からの問題点は何かを伺います。その問題点を、現在はどのような対応をしているのか。また、作業環境が悪い状況での安全確保について、リサイクルセンターの建設なしに、安全への対応をとることが可能なのか伺います。



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