『福祉国家スウェーデンの挑戦』ー脱高齢・次世代未来志向・開放社会の展開ー

2015年06月29日 | 活動
「ありがとう!」 笑顔あふれるはずむまち 地域活性化の政策提言を心掛けている東村山市議会議員“おくたに 浩一”です。

2015年6月28日(日)

テーマ : 『福祉国家スウェーデンの挑戦』ー脱高齢・次世代未来志向・開放社会の展開ー

講 師 : 前・駐スウェーデン特命全権大使 渡邉 芳樹氏

<以下、配布資料から抜粋>

スウェーデンとは、「困難に直面しても変容を恐れない開放型の福祉国家」である。

強烈な個人主義と自立・平等の精神。

夫婦同士でも一切相互依存しない関係。したがって、スウェーデンには離婚の慰謝料という概念がない。

女性の労働参加は、個人主義、男女とも依存しない点が遠因。専業主婦は、社会的に居場所がない。


高税率に耐えられる理由は「納税は、自分たちに必要なサービスを提供してくれる政府事業体への投資行為」という感覚にある。

「人を守る」ことが大原則。失業手当や出産・育児への補償など、現金給付型の所得補償を手厚くすることで、失業が怖くない社会を作っている。



異なる国と文化の比較(リンゴとナシを比較するということ)

・「医師も必ず5週間は夏休みをとる」、「非番であれば決して働かない」スウェーデンと
「年次有給休暇も夏休みも取れない」、「残業の嵐」の日本の人口当たりの専門職比較の無意味さ

・改善されても医師に中々会えない、治療が遠い「0-7-90-90アクセスルール」のスウェーデンと
「いつでもどこでも適切な医療提供」、「むしろ重複受診・過剰受信」の日本との相違が出てこない医療の質の国際比較

・「いつまで経っても?終わらずめったに作業員が働かない、穴を掘ったまま帰るため道路渋滞が続く道路工事」のスウェーデンと
「夜には鉄板を張って交通の便を図りつつ沢山の作業員で早期工事完了」の日本における生産性(資本・労働両面)比較の罪深さと無意味さ

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