まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

旅は道連れ

2012年10月15日 | Weblog
このあとに、世は情け、とつづくわけだ。

二日間の大阪、奈良旅行が終わった。

写真もたくさん撮ってきたけど。

百聞は一見に如かず、とは言ったもので。

その場にたたないとつたわらないものはあるのですね。

youtubeなど、映像が手軽に楽しめる時代ではあるけれど。

現場感、とでもいうのか、その場でのさまざまな体験・経験がね。

漢方薬のように、人それぞれ、効いてきて。

やがて、その種が芽を出し、成長していく。

というね、旅のもっている、なんともいえない効果効能が楽しみです。

大阪のホテルへチェックインして、その足で、四天王寺へと向かった。

残念ながら、4時をすぎていたので、奥の奥には入ることはできなかったが。

そこには、守屋祠というのがあってね、そこにたたずみたかったのだけど。

四天王寺というのは、聖徳太子が創建したわけで。

その太子に滅ぼされた、物部守屋の祠です。

この祠、守屋さんの末裔が、つい最近まで、ずっと祀っていたらしく。

その歴史の不可思議さを、現場で、体感したかったのです。

その頃は、負けた側は、殲滅というのか、一族郎党ほろぼされてしまうんだけどね。

勝った側の創建したお寺に、負けた側の末裔が、ずっと、お祀りしていたということがね。

その祠の前にたたずむのは、またの機会に、ということで。

その帰り道、金剛組の看板があって。

千何百年続いているという会社、建築屋さんですが。

それをみただけでも、大阪というのか、難波、浪速、浪花(全部、なにわ、とよみますが)の歴史を感じたのでした。

ちなみに、なにわ、というのは、古い朝鮮語で、ナルニワからきている、というのが、谷川健一さんの論で。

つまり、太陽がさす地、とでもいうのか。

西からきた民が、東からでてくる太陽をめざした、というイメージですね。

そんなわけで、二日間にわたる旅の、ほんのさわりだけ、今朝は、書くことにします。

to be continued です。


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