まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

翼のはえたエンジェル

2008年07月19日 | Weblog
翼の折れたエンジェル、という歌が流行ったことがある。

翼のはえたエンジェルの話なんだけど。

なくなったばかりの友人が、入院する前、フィットネスで、初老の方と親しくなったらしい。

その方、膀胱がんだかの手術を失敗したらしく、病院が云々、と嘆いていた、という。

病院はえらばなきゃね、みたいな話なんだろうね。

振り返ってみると、その彼、翼のはえたエンジェルだったのかもしれない、という仮説をたててみた。

ひょっとしたら、早くになくしたお父上が、天上からのメッセージを、その方に託したのかもしれない、と。

病院選びは慎重に、って。

残念ながら、翼は見えなかったけれど。

まわりで起こっていることを、見渡してみると、そんな感じがしなくもない。

この世に生きていることの、奥深い妙味とでも呼ぼうか。

こころ、澄み切らせてみれば、天上天下、わが師ならざるものなし、なんて、たしか、吉川英治もいっていたような気がする。

それにしても、医療過誤と損害賠償の訴訟、悪循環の中にずっぽりとはまってしまっているようだ。

今回の彼の顛末から、なんでも訴訟、なんでも保険、という社会になってしまっていることを実感した。

わが事のように人を見る、という視線、あんたもあほやけど、わしもあほや、あなたも不完全だけど、わたしも不完全です、という感覚、ないんだよね。

訴訟の仕組みって。

黒白決着つけろ、なんだからね。

で、換算は、お金の多寡でさ。

教育もそうだけど、医療も、再生させるには、時間がかかりそうだね。
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