まわりで起こっていること

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言霊の幸はふ国

2008年07月18日 | Weblog
 敷島のやまとの国は

  言霊の幸(さき)はふ国ぞ

   ま福(さき)くありこそ

万葉集にあるらしい。

日本の国は、ことばに霊威のある国だから、いま、あなたの前途を祈ったことば通りに、かならずご幸福になるでしょう、という意味だそうで。

そのむかし、この言葉によって、遣唐使の旅立ちを祝った。

言葉が呪力を発揮することを、言霊がさきわう、といったらしい。

現代という時代は、言葉がうすまったようにも見えるんだけど、その実、結構、親や世間、学校の先生の発した、言霊の呪力に縛られている、なんてのは、ありがち。

気づかないうちに、自縄自縛、に陥っている。

ある意味、究極のマゾヒズムだな。

人生の目的は、マゾヒスト(サディストも裏返しだけど)からの脱出なのかもしれないね。

灯篭に、さまざまな言葉を書いて、川に流したんだけど、友人は、上から、ながめていたんだろうな。

うれしさとともに、みんな、がんばってるね、と。

こちら側にいるわれわれの、ある種、決意表明でもあるからね。

和顔愛語(わがんあいご)っていうからね。

にこやかな顔と愛ある言葉って。

I am OK、であれば、You are OK、でもあるからね。

わたしはあなたで、あなたはわたし、みたいな。

それじゃ、そろそろ、言霊の幸きはふ国を、創ることにしようか。
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