気温のわりには暖かい。
と書こうと思っていたんだけど、気温も高いね。
というのも、夕餉の時間、テレビから聞こえてきた、明日は冬のような日に。
なんて言葉に浸食されていた、わが脳内、ってことなんだな。
もっとも、おひさまが出ない昼間は寒い、ってことになるのかも、だけどね。
何れにしても、ことほどさように、実ならぬもの、に影響を受けつつの人生、とも言えるね。
このところの話題、コロナウイルスにしても、世界中で猖獗を極め、みたいな書き方されると。
すっかりその気になり、すわっ、パンデミックだ、経済が、生活が、物流が、未来が、子どもたちの。
なんて気分に浸食され、とね。
もっとも、その気分、というか、幻想、というか、物語、というか、それによって、わがホモ・サピエンス。
ここまで生き延びることができた、なんて、例の、ハラリ教授は書いてもいるわけで。
ところで、山形は月山の麓、黒川村で、黒川能、というものが連綿と続いていて。
なんて本を、船曳由美さんという方が書かれたようで。
彼女、谷川健一さんと一緒に仕事、されていた、と。
どこだったかに紹介されていたのを読んだわけだ。
人間と自然だけで生きるには、あまりにも過酷で、せめて、年に一度、2年に一度、人間を超えるもの。
人間よりずっと尊いもの、そうしたものがいる、ある、と思える瞬間を必要とするんじゃないか。
とね。
それがかの村での、黒川能、という言い方だった。
もともと、村々での祭りはそういうものだったんじゃないか、とも言っていたな。
なんて考えてくると、この時代、そこまで自然と向き合わずに済んでいる、この時代。
それを幸せというのか、過去へのノスタルジーから、いや、昔はもっと良かった、なんていうのか。
ってことだよね。
だいたい、無い物ねだりだし、ね、基本、人間ってのは。
それが途轍もない文明を生み出し、とも言えるし、コンビニエントな生活を手に入れることができた。
とも解釈、可能だよね。
そうだ、今朝の珈琲、グアテマラは、ラス・ロマス、という銘柄の。
いつもの店主さんによると、なかなか、手に入れるのが難しい銘柄だそうで。
って、ブログかfacebookか、に書いてあったんだけど。
それはともかく、ドリッパーも新調し、の珈琲だからね、気に入っている。
この、気に入る、とか、好きだ、とかの感覚、大事だよね、たぶん。
感覚だけになるといいんだけど、そこはそれ、長い学生時代を通り越すと。
だって、保育園から数えると何十年かね。
そうすると、教えられる、ってのが。
デフォになるでしょ、だから、誰かが言っていた、書かれていた、描かれていた。
なんてことに、耳ぴくぴく状態、ってわけだ。
トイレットペーパーがなくなっちゃったなんてのも、頭がいい人たちがしこたまいる証だね。
頭悪かったら、そんなこと、しないでしょ、自分の使う分だけでいいんだから、さ。
親鸞さんの悪人正機説にならっていうと、頭がいい人だって往生をとぐ、いわんや頭が悪い人においておや。
ってわけだ。
だから、頭悪い、ということが、いいことだ、って変な言い方になっちゃうけど。
そもそも、頭悪い、って言い方が、自然に反してもいて、単に、思考が過剰か、平常運転か。
くらいのはずなんだな。
悪い、というより、頭使ってない、五感使ってる、くらいの話で、なんだな、きっと。
わかったよ、こんなこと、書いてたら。
と腑に落ちたところで、つまり、一件落着、ってわけだ。
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