まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

暖かく見守るⅡ

2006年05月12日 | Weblog
この間、飲んでいるとき、妻から電話がはいる。

このままじゃ、だめになっちゃいそうだから、すぐに帰ってきて、と。

わかった、と言いつつ、そうも行かず、カラオケ、唄っていたんだけど。

翌日、事の顛末をきく。

息子の友達のバイクの音がうるさかったこと。

もうひとりのプチ家出の友達のお父さんが来て、ふたりで話し合っていったこと。

当然、わが母親は、息子の友達には集まらないで欲しい、と言ったこと。

などなど。

そりゃ、大変だったな、と思いつつ、とっても、素敵なことが起きているんだな、と改めて、思った。

16歳のところに、人が寄ってくるというのは、オトナが考えるように、タバコが吸えるとか、自由放任だから、というだけじゃないからね。

そんなの空気をみれば、すぐわかる。

お互いがおたがいを、いかにリスペクトしているかってこと。

大きな話をすれば、むかし、山口組の田岡さんが駆け出しの頃、行き場のない、乱暴モノの沖仲仕を集めて、仕事をしていったことや、もっとむかし、梁山泊ってのは、どうしようもない連中の巣窟と思われていたけど、国をかえてしまったりしたからね。

人間って、親でも子でも友人でも、ある意味、太陽みたいものだからね。

どんなときでも、暖かく見守ってくれているのが、太陽だから。

いろんな、歴史を見つづけてきて、そんなことすると、こうなっちゃうぞ、ってわかっていても、見守るだけ。

どうしても、見るだけ、と考えがちだけど、それに、守るがつく、というところが、肝心なことで。

転ばぬ先の杖、って、いっけん、よさげだけど、その人のかわりに転ぶことはできないからね。

転んだときの痛みは、転んででみなければわからないし。

そもそも、16歳のかれらが、この国の未来を作ってくれるんだから。

おじさん・おばさん達がよく言う、このままじゃ、どんな国になっちゃうんだか、って、それは取り越し苦労ってなもんで、そんな風に見える国をつくったのは、あなただから。

責任をとるとしたら、あなたしかない、マスコミでも政治家でもなくて、と。

もちろん、あなたの中には、かくいう、私めもはいっているんだけど。
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