まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

アマデウス

2005年12月13日 | Weblog
モーツァルトのDVD、アマデウス。

凡庸な宮廷音楽家、サリエリに、天才モーツァルトについて、語らせる映画。

途中までしか観てないけれど、こんな場面が印象的だった。

幼い頃から、音楽漬けの生活を送り、名声を博すモーツァルトを傍らに見ながら、音楽に理解のない父親の目を盗み、音楽家への道に身を焦がすサリエリ。

あるとき、神と契約する。

私に音楽の才能をください、かわりに、私のすべての欲望を献じます、と。

以来、女性も抱かず、酒も飲まず、の生活をしながら、音楽の道を駆け上り、ドイツの宮廷作曲家となる。

あるとき、皇帝のウィルフェルムだったか、その前で、モーツァルトを迎える。

サリエリは、なんとか行進曲を書き、ピアノ好きだが、へたくそな皇帝がその曲を弾くのを聴きながら、モーツァルトがはいってくる。

サリエリが、君のために書いた曲だから、と皇帝が楽譜を差し出す。

モーツァルトは、楽譜はけっこう、覚えちゃいましたから、とピアノを弾き出す。

このへんは、気持ち悪いから、こうしよう、といいながら、サリエリの前で、見事な曲に変えてしまう。

完膚なきまでにモーツァルトの天才に敗北したサリエリは、その夜、神のまえで、哀願する。

神よ、ならば、なぜ、私に、これほどまでの切望をあたえたのか、女も抱かず、酒も飲まない、と誓った私に、と。

磔刑になるキリストを描いた、パッション、もそうだったけれど、Slave、奴隷の発想が気になる。

音楽家になろうと決めたのは、あなたでしょ、女を抱かない、と決めたのも、あなたでしょ、神ではないでしょ、と。

結局、モーツァルトは、何のための才能だったのか、に気づかず、酒と女におぼれて、一人さびしく、死んでいったのだけれど、後日談があって、アメリカのどこそかに、転生して、そのときに、その理由に気づいたらしい。

あくまでも、伝聞ですが。



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