職業に貴賎はない、という言い方がある。
そんな言葉があること自体、貴賎があることの証でもあるのかもしれないけど。
貴種とか賎種とかの言い方もある。
貴民とか賎民とか。
つまり、生まれがいいとか悪いとか。
天皇家であったり、対極に、民であったり。
対極、と書いたけど、むしろ、隣り合わせ、というほうが、近い、という人もいる。
能に、土蜘蛛、という題目がある。
そもそも、能っていうのは、天下成ってめでたしめでたし、みたいなところがあるけれど、時の支配者が、何かと反抗する土蜘蛛とよばれる勢力を、やっつけたぞ、というような内容のもの。
暗い穴倉に住むので、土蜘蛛だ、というような解説もあったけれど、南北朝の抗争で敗れた南朝方みたいなもので、逃れ逃れて穴倉に隠れ住む、というイメージ。
土蜘蛛のように、穴倉ぐらしを世代をついでしていくうちに、心持は憤怒と羨望のまじりあった複雑なものになるだろうね。
身なりはうらぶれて、風呂も入れないから、くさいし、みたいな。
テレビに登場するコメンテーターたちの喧々諤々の議論を見ていると、そう、聞くのでなく見ていると、そんな時代にフラッシュバックする。
うちの家系なんかも、法事の席で、実は平家の落武者で、なんて、まことしやかに、しかも、小声めかしてかたるおばがいたりして。
だいたい、源氏と平氏、いずれかの末裔で、というノリの話だよね。
中国の雲南省から渡ってきた、渡来系で、なんていう言い方はしないよな。
そんな言葉があること自体、貴賎があることの証でもあるのかもしれないけど。
貴種とか賎種とかの言い方もある。
貴民とか賎民とか。
つまり、生まれがいいとか悪いとか。
天皇家であったり、対極に、民であったり。
対極、と書いたけど、むしろ、隣り合わせ、というほうが、近い、という人もいる。
能に、土蜘蛛、という題目がある。
そもそも、能っていうのは、天下成ってめでたしめでたし、みたいなところがあるけれど、時の支配者が、何かと反抗する土蜘蛛とよばれる勢力を、やっつけたぞ、というような内容のもの。
暗い穴倉に住むので、土蜘蛛だ、というような解説もあったけれど、南北朝の抗争で敗れた南朝方みたいなもので、逃れ逃れて穴倉に隠れ住む、というイメージ。
土蜘蛛のように、穴倉ぐらしを世代をついでしていくうちに、心持は憤怒と羨望のまじりあった複雑なものになるだろうね。
身なりはうらぶれて、風呂も入れないから、くさいし、みたいな。
テレビに登場するコメンテーターたちの喧々諤々の議論を見ていると、そう、聞くのでなく見ていると、そんな時代にフラッシュバックする。
うちの家系なんかも、法事の席で、実は平家の落武者で、なんて、まことしやかに、しかも、小声めかしてかたるおばがいたりして。
だいたい、源氏と平氏、いずれかの末裔で、というノリの話だよね。
中国の雲南省から渡ってきた、渡来系で、なんていう言い方はしないよな。
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