まわりで起こっていること

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「無駄をはぶく」の誘惑

2020年04月10日 | Weblog

ふと、今朝のお題は、ってわけだ。

生産性を上げろ!の合唱、モノゴトを効率よく、とか、スピード感を持って。

なんて標語が、インテリゲンチャの証、みたいな風情濃厚な令和だったけど。

現在の状況、早い話が、COVID-19のよる「パンデミック」だと、科学信仰がいや増すわけで。

科学?

そりゃ、大事です、人様の命、救うからね、と。

なので、人みな、にわか科学者になり、って絵柄でもあり。

しかし、表題に逆ドライブがかかり、結果、自粛ってのは、あえて「無駄をすること」と定義もでき。

たぶんね、ポストCOVID-19と言う時代を想定すると、無駄への翼賛、賛嘆なんてことになるのかも。

もちろん、言葉は変わっているんだろうけど。

ここまで書いてきて、今朝の表題はいいな、と自画自賛していたので、少し時間が経ってしまった。

この誘惑によって、ホモ・サピエンスの思考回路がどれだけ変容しちゃったか、ってお題だ。

価値観が、価値の創造が、どれだけ影響を受けてきたか、そして、ピークに至りそうか。

なんてことね。

だから、ぼちぼち、自然の営みに沿って、とかさ。

そもそも、とか。

この地球、とか、人って、とか、さまざまな問いがシンプルなかたちでやってくる。

だって、「無駄な時間」が多くなったからね。

生産性向上とは真逆な立ち位置が、ある意味、強制された状態。

いろんな人が、煽るからね、東京は、凄まじいことになる、日本は、アメリカ以上になる。

とかさ。

そうだ、アメリカ以上になるかもよ、しかし、それはパンデミックが、と言うより。

人として生きるにおいての本源的な部分へ立ち帰る、という意味においてね、と断り書きあり。

だけどね。

もっとも、こうなると、どこよりも、とか、誰よりも、とかの標語が虚しく響く。

比較の話でもなく、ヘイトスピーチでもなく、ニッポンすんごい運動でもなく、ってわけだ。

自尊。

すべては尊天にてまします、なんだからね、サナート・クマラも言っている。

今朝はたくさん時間があるので、短いブログしか書けません。

なんて芥川龍之介を気取って、このあたりにしときます。

 

コメント
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