奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

地域支援型農業講演会の聴講

2016年06月25日 | 晴耕雨読
 朝イチのネットでの天気予報モニターで、自動的にポップアップするウインドウズ10を閉じたはずがインストールになってしまい、2時間ほど付き合ってウインドウズ10に更新してしまいました。画質が洗練されていて、これまでのソフトをあれこれと起動しましたが、今のところ問題なく動いています。

 リレー栽培もひと段落したところで、本日は島の南部で開催される地域支援型農業(CSA)講演会の聴講に出かけました。事前にネットで場所は定めていましたが、海の駅と間違えて15分遅れの入場になりました。
講師は北海道長沼町でCSAを営むアメリカ人(たぶん・・)と通訳、今までにない講演に、英会話スクールにいるような心地で2時間ほど過ごしました。

 時折、聴講者を見渡すと見慣れた顔ぶれはなく、島のKクラブや4Hクラブなどが、地域振興を目指した講演に参加してもいいのかなと思いました。農業の本質は工業と違い、地域が振興しての世界ですからね。
講演は共感することが多く、島外企業に吸い取られて行く地域経済を、いかに地域に取り戻すかが本旨のように感じました。

 久しぶりに島の南部に来たので、海の駅に立ち寄りクロマグロの海鮮丼を食べましたが、ご飯はまずく、器はプラスチックに値段は750円、どこか中途半端に都会の真似をしていて、観光客は幻滅するだろうなと思いました。せっかくのクロマグロが可哀想に見えました。

 帰宅すると経理をしながら午後の活動を思案し、うす曇りの中、ハウスに出かけて梯子などの機材を倉庫に格納し、そのあとは40個ほどの冬瓜を収穫して本日の打ち止めになりました。
帰宅してシャワーをすると、本日で閉店になる直売所にこれまでのお礼に出かけ、慰労のケーキを届けると娘さんが滅多に見ない笑顔でした。聞くところに寄れば22年に渡る直売所で、小生にとっては自分の作った作物の品評の場所でもありました。美味しい野菜にお客さんはリピートする、そんな事を確信した場所でした。

 明日は雨の予報、今週はシーズンオフ前の台風対策と余力があれば、ハウスの粗耕し、それでも元気があれば夏野菜の片づけ・・・たぶんにやっつけてしまうんですね。
それではまた明日!

リレー栽培の終了

2016年06月24日 | 晴耕雨読
 暑さが日に日に厳しく、今朝は涼風感がなく熱風を感じながら33℃、午後は34℃で猛暑日の一歩手前でした。週間予報にポツポツと雨マークが出てきて、オクラの撤去を決行し、リレー栽培は本日をもって終了しました。
  

 高温を好むオクラにとっては今が最盛期ですが、何事もタイミングが肝心で、収穫の後は可憐な花に後ろ髪を惹かれながら、一株ずつ鎌まで切取りハウスの外へ搬出しました。初めての栽培で、追肥以外にさほどの労力もなく、意外にも人気商品で、露地栽培でトライしても良いかなと思っています。毎日食べたい野菜の一つですが、少量でちょっこし高級感があるかなと言ったところです。
3軒の直売所にオクラや冬瓜を届けると、オクラハウスのマルチや防草シートの回収で午前を終えました。
  

 午後は、漁か菜園の粗耕しか思案しながら、小一時間ほど漁を楽しみ、倉庫で着替えると菜園の粗耕しを決行しました。梅雨明けから1週間を過ぎると、粘質の強い菜園はカチンカチンに乾燥し、3区画を縦横に2回程耕うんして帰投しました。

 トラクターを格納するともうひと頑張り、午前に片付けたオクラハウスの資材を倉庫に搬入して、本日の打ち止めになりました。明日からは毎日の収穫作業はなく、想定した作業は、残すところ台風対策だけになりました。
そろそろ、北帰行の準備で期日前投票や小さな残務をボチボチと済ませたいと思っています。

涼を求めて漁っす!

2016年06月23日 | 晴耕雨読
本日の熱中症指数はMAX、9時頃には30℃になり午後イチは34℃でした。
撤去したいオクラが思いのほか販売好調で、未練がましく収穫をしながら冬瓜と併せて直売所に届けています。
朝イチの涼しい時間にと、昨日の続きで夏野菜のほ場のソルゴーの刈倒しを行いました。
2m近く伸びたソルゴーを刈払機で株元からスパッと刈たいところですが、その後のトラクターによるすき込みを考えると3段カットになりました。


 午後イチは涼を求めて漁、河川の水は日に日に温くなり、今季は早めに青のりが生えそうな水温になってきました。本日も秘密の場所で大漁、帰宅するまでの間倉庫の冷蔵庫に保管しました。

 時刻は3時、気合を入れて河口菜園の草刈に出畑しました。クワの木陰に車を止めると、ナイロンカッターで菜園周辺の草刈から始めて、仕上げはチップソー(ノコギリ)によるススキなどの固い雑草の刈取りで、久しぶりに日の入までの作業になりました。


 オフシーズンまでの作業は残り少なくなり、明日は菜園の粗耕しを行い、ハウスの台風対策に取掛ろうと思っています。本日は、紹介したN君のパッションが好評との電話を頂き、N君の人の良さを感じました。
味と程良い価格、作り手と消費者の絶妙な接点なんでしょうね。
あせもが出来てかゆい・・・それではまた明日!

天然のエアコンを求めて

2016年06月22日 | 晴耕雨読
 スカッと抜けるような青天は陽射しこそ強いものの暑さは凌ぎやすく、本日のように雲の切れ間に陽が射すと、猛烈な暑さになります。
朝イチのオクラの収穫を終えると冬瓜の収獲に移動し、無風で大汗をかきながら倉庫に戻りました。

 3軒の直売所に冬瓜を届け、帰倉するとあまりの暑さに予定していた草刈を変更して、今朝収穫した冬瓜の拭取りを行いました。冬瓜は全体がハリネズミのようなもので覆われ、素手で触ることはできず、濡れた布で拭取って出荷しています。冬瓜もまた奄美の夏の風物詩で既に200個ぐらい出荷しました。

 帰宅してランチを摂っていると、エアコンの壊れた実家はとても長居が出来ず、ランチも早々に天然のエアコンを求めてテナガエビ獲りに出かけました。
川の水が日に日に少なくなり、小一時間の漁で先日の倍の漁果となりました。


 時刻は2時、テナガエビはビニール袋に入れて倉庫の冷蔵庫で保管し、ボチボチと着替えて草刈の準備に取掛りました。刈払機を2台積込み、夏野菜のほ場に向かうと、キュウリやズッキーニの畝を刈り、ラストは2時間かけて水はけが悪く休耕状態の露地の草刈を終わらせました。
8月には秋カボチャ栽培に備えてソルゴーの播種が始まります。

 今夜もまた山盛りのテナガエビをスイートコーンのお礼に頂いた塩で炒り、黒糖焼酎に酔いしれています。
酒場放浪記ならぬ、畑人放蕩記になる前に退散、それではまた明日!

粗耕し

2016年06月21日 | 晴耕雨読
 梅雨明けから4日目、九州では連日大雨の報道で、本当にこんなに晴れていいんかいと思うぐらいの晴天と猛暑です。
さすがに、昨夜は梅雨明けから3連チャンの炎天下の作業に、老体に異変が生じ、身体が火照って夜中に目覚めてしまいました。長袖のワイシャツを着ていても背中が焼けるんですね。
日中は33℃まで上がりますが夜温が25℃まで下がり、何とか凌いでおります。
  

 さてとシーズンオフ前の第2弾、春カボチャのほ場50aの粗耕しに取掛りました。昨日までのハードワークに比べれば、終日屋根付きトラクターの運ちゃんで、5時間掛けて粗耕しを終わりました。雨の多い奄美では、排水性を高めるために畝高を30cmにしていますが、これを平らに耕うんするのが至難の業で、7年目の運ちゃんでまた一つ耕うんを開眼しました。
特に畝の前後面を平らにすることが難しく、進入経路を変えて2回ほど耕うんするとバッチリ、信じられないほどの人海戦術の草刈も功を奏して、ロータリへの草の絡まりもなくいい仕上がりの粗耕しになりました。

 トラクターのボンネットの照返しでトーストのような顔になりましたが、ソフトワークで程よい達成感を味わいました。明日も晴れ、河口菜園と収穫を終えた夏野菜の草刈を行い、粗耕しまで行くか・・・ボチボチです。