奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

ピンチはチャンス!

2012年06月14日 | 晴耕雨読

 天候の予測がつかず、「明日の事は明日考える。」、まさにそのような農業に奔走している昨今です。

 ハウスの解体作業はその後手付かずで、パッションの収穫と売店への配達が主な活動になっています。昨年の実績で期待した冬瓜と赤毛瓜は豪雨で意気消沈し、試作のインゲンやパッション、トマトが奮闘し、自然相手の世界では、何が成否を決定するのか皆目見当がつかなくなってしまいました。

 ただ少し解ってきた事は、リスク回避にはいろんな手を打つ必要性を感じています。「今日の成功は明日の成功を保障しない。」、これが農業の本質のような気がします。リスクにも自然災害だけではなく、生産過剰による価格の低下などいろんなリスクが予想されます。Dscn7114

 いずれにしても、パッションも冬瓜も販売好調で、パッションについては今月いっぱいで収穫が終わり、後片付けをしながら、3棟目のハウスの組立てに取組む予定です。

 豪雨で意気消沈した冬瓜や赤毛瓜については、新たなほ場での栽培を検討しています。ちょうどおば~から返地されたほ場の活用であれこれと思案をしていましたので、まさに「ピンチはチャンス!」です。

 画像は収量がピークとなったパッションです。未熟果の落果もなく半分ぐらいの収穫を終えたところです。来シーズンはハウス2棟での栽培を検討しています。

 台風4号の動向が気になるところ・・・「なるようにしかなりませんね・・・ケンセラセラ♪・・・」、てか~!


瓜ファームしき

2012年06月11日 | 晴耕雨読

 奄美近辺に前線が居座り、昨日に続いて大雨警報が発令され、終日、曇天で高温多湿の一日でした。

 小降りの朝を向え、スロースタートで朝ドラを観ながら朝食を摂り、相も変わらぬ一日の活動を巡らしました。そう言えば、桃太郎トマトを輪切りにしてドレッシングをかけ、トーストに挟んで食べるのが密かな願いでした、ここ両日願いが叶って、改めてトマト栽培の勉強にちょっと気合が入っています。

 本日は、昨日、収穫をして泥を洗い流した冬瓜の拭取りと乾燥を行い、その後は、赤毛瓜の収穫を行いました。その合間には、パッションの収穫や近傍の直売店にトマトやパッション、冬瓜の配送を行いました。Dscn7109

 午後は赤毛瓜の泥の洗い流しを行い、その後は倉庫で拭取りと乾燥を行いました。

 終日蒸し暑く、大汗をかきながらの活動でしたが、どうやら身体が寒冷地仕様から亜熱帯仕様にスイッチしたようで、食欲は旺盛でバテなくなりました。

 画像は両日収獲した冬瓜と赤毛瓜です。赤毛瓜は、肥大が終わるまで真っ白な色をしていますが、肥大が終わると徐々に赤毛色に変身します。最近解ったことで、保管中にも白色から赤毛色に変化します。十分に赤毛色になってから出荷をしようと思っています。


一難去ってまた一難

2012年06月10日 | 奄美の景色・自然

 夜半からの激しい雷雨は朝方には豪雨と化し、一昨年前の豪雨災害の再来を予期させるものでした。Dscn7099

 防災無線の放送やサイレンの音が慌ただしさを増し、ひんぱんに緊急車両が行き交うようになりました。至る所で浸水や土石流が発生している様子で、あの悪夢がよみがえりました。台風3号の余波が消えたばかりの束の間の出来事でした。

 昼近くになって小降りになったので、倉庫やハウスの様子観に出掛けました。ハウスは30センチ近く浸水して近寄れず、赤毛瓜や冬瓜のほ場は無残にも池と化していました。Dscn7098100年に一度ならぬ毎年見ている光景で、ため息も出ずいったん帰宅することにしました。

 午後になって水がひき始めたので、ハウス内やほ場の様子を間近で観察し、今後の対策に殺菌剤散布を検討しました。収穫期を迎えた薬剤散布は残効性の問題があって、特にパッションについては様子を観察することにしました。

 冬瓜や赤毛瓜については、泥で表皮が汚れている状態なので、早々に収獲をし、水道水で洗い流して乾燥することにしました。Dscn7101

 夕暮れ近くまでかかって冬瓜の収穫と表皮の泥の洗い流しを行い、くたくたで帰宅しました。 早期の収穫でミニミニ冬瓜になりましたが、我ながら良い判断だったかなと思います。

 画像は浸水したほ場やパッション・ハウスの内部です。パッション・ハウスの畝間は水路のような状態で、この先のパッションの生育にどのような影響があるのか未知の世界です。

 ついでに100個近く収獲したミニミニ冬瓜です。Dscn7108 今季、最終の収穫になるかも知れませんね。

 自然の前で人智は無力ですが、事後の対策如何が肝要かも知れませんね。


南国の初夏の味覚「ハーウリ」

2012年06月09日 | 晴耕雨読

 作物名では赤毛瓜、奄美では「ハーウリ」、沖縄では「モーウイ」と呼ばれ、南国の初夏の味覚の一つです。原産はタイです。

 夜半からの激しい雷雨は朝方まで続き、終日、高温多湿の不安定な一日でした。

 そんな中でも一日の活動をあれこれと巡らし、小降りになったので倉庫に向かいました。いよいよどうしようかなと思いながら、取りあえずはパッション・ハウスに入り、収獲ピンチの取付けを行い、ついでに収獲をしました。

 売店への配送にパッションだけでは物足りないなと赤毛瓜を観ると、あちこちに色づいた果実が見え、20本ほど収獲して倉庫に帰りました。倉庫ではパッションと赤毛瓜の出荷準備を行い、早々に三ヶ所の売店に配送しました。Dscn7093

 午後は、売店への配送の帰路に買出しを行い、天候の回復も望めないので早めの打ち止めにしました。

 夜は集落会があり、会の後の飲み会を早々に退散して、BSで懐かしい小椋佳の歌を楽しみました。小生の過ぎし日の青春ソングです。

 画像は出荷前の赤毛瓜です。日に日に収獲が増えます。


ハグェ~バード!

2012年06月08日 | 晴耕雨読

 「ハグェ~バード」・・・鳥ではありません。ため息のような奄美の感嘆符です。

 朝から曇天と霧雨、作業の優先順位を巡らしながら、脳作業にしようかと迷いが・・・。

高温多湿の蒸し暑い中、パッションのかん水を始めながら収獲ピンチを取付け、終わると隣りのインゲンハウスに入り、再び収獲を行いました。撤去を計画していましたが、小生に収獲を促しているようにたわわに実り、3キロほど収獲して、トマトと併せて早速売店に配送しました。

 今季の最高気温で終日蒸し暑く、収獲と配送、また個販の注文も入り忙しい一日でした。インゲンやトマト、パッションの価格設定が功を奏したのか、あちこちの売店から完売の連絡がありました。Dscn7091

 パッションの個販の配送を終え、大汗をかきながらハウスの解体作業に取掛りました。天井部の直管パイプを全て解体し、外へ運び出して本日は打ち止めにしました。暑さと湿度で体力を消耗し、やぶ蚊に刺されて厳しい一日でした。今季最高気温の31度です。

 画像は配送前の様子、本日はインゲン、トマトが各10袋に、パッション5キロを配送しました。ちなみに、本日の売上は7千円くらいです。