奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

一難去ってまた一難

2012年06月10日 | 奄美の景色・自然

 夜半からの激しい雷雨は朝方には豪雨と化し、一昨年前の豪雨災害の再来を予期させるものでした。Dscn7099

 防災無線の放送やサイレンの音が慌ただしさを増し、ひんぱんに緊急車両が行き交うようになりました。至る所で浸水や土石流が発生している様子で、あの悪夢がよみがえりました。台風3号の余波が消えたばかりの束の間の出来事でした。

 昼近くになって小降りになったので、倉庫やハウスの様子観に出掛けました。ハウスは30センチ近く浸水して近寄れず、赤毛瓜や冬瓜のほ場は無残にも池と化していました。Dscn7098100年に一度ならぬ毎年見ている光景で、ため息も出ずいったん帰宅することにしました。

 午後になって水がひき始めたので、ハウス内やほ場の様子を間近で観察し、今後の対策に殺菌剤散布を検討しました。収穫期を迎えた薬剤散布は残効性の問題があって、特にパッションについては様子を観察することにしました。

 冬瓜や赤毛瓜については、泥で表皮が汚れている状態なので、早々に収獲をし、水道水で洗い流して乾燥することにしました。Dscn7101

 夕暮れ近くまでかかって冬瓜の収穫と表皮の泥の洗い流しを行い、くたくたで帰宅しました。 早期の収穫でミニミニ冬瓜になりましたが、我ながら良い判断だったかなと思います。

 画像は浸水したほ場やパッション・ハウスの内部です。パッション・ハウスの畝間は水路のような状態で、この先のパッションの生育にどのような影響があるのか未知の世界です。

 ついでに100個近く収獲したミニミニ冬瓜です。Dscn7108 今季、最終の収穫になるかも知れませんね。

 自然の前で人智は無力ですが、事後の対策如何が肝要かも知れませんね。