奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

赤毛瓜が低迷

2011年10月26日 | 晴耕雨読

 夜半に強い西風が吹き、奄美の真冬を連想させるような様子でした。天気予報では寒くなると聞いていたので、あらかじめ厚めの寝具を用意していました。

 最近の定番で赤毛瓜の拭取り、その後は畑の巡回、そして、祖父「大熊」の畑の整枝・誘引作業に取掛りました。終日、カートに腰掛けながら、カボチャのわき芽取りと誘引棒による伸長の方向づけを行い、なんとか終わらせました。

 カボチャの栽培仲間であるK君は、2、3日前から受粉に取掛ったとのことで、小生は来週あたりから受粉作業が始まりそうです。

 明日は、カボチャの受粉前にハウスの天井ビニール張りを計画しています。カボチャ作業の合間を縫って、パッション・フルーツの植付けの準備をしたいと思っています。

 そう言えば、昨日市場に出荷した赤毛瓜は、やはり「島瓜」と記載され、セリ値は在来の島瓜の1/4でした。今度は在来の「島瓜」の栽培をして、赤毛瓜との比較を検証したいと思っています。

 気温の低下と共に、夏野菜である赤毛瓜の消費は低調となり、明日も市場へ出荷するぞと言う気力が萎えつつあります。直売店の卸値を下げようかなと思案しています。


毎日がカボチャです!

2011年10月25日 | 晴耕雨読

 公設市場へ初出荷した赤毛瓜は何故か「島瓜」と掲載され、市況価格は控えめのものでした。市況は、ローカル新聞やインターネットで観ることができます。島では、赤毛瓜があまり認知されていないような印象を受けました。自分で出荷したものが朝のセリにかけられて、翌日の新聞やインターネットに掲載されるのが不思議で、リアル(レアが正しいのかな?)な感動を受けています。

 今日は昨日収獲した赤毛瓜の拭取りから始まり、畑を巡回しながらかん水を行い、祖父「大熊」の畑の整枝・誘引作業を行いました。午前で2畝を終わり、昼食後は注文した作業着を受取りに名瀬市街に出かけました。和瀬トンネルを抜けると雨が降り、午後の作業は無理と判断して、ホームセンターや100円ショップに立寄りました。

 帰宅すると、K君のアイデアでカボチャの側枝の長尺カッターを作りました。カッターを細長いアルミ棒に固縛して、屈まないでカボチャの側枝をカットするものです。

 小降りになっきたので赤毛瓜の収穫に向かい、日暮れまで時間もあったので、今朝拭取りを行った赤毛瓜の市場への出荷を思い立ちました。

 生産者番号は昨日の午後に通知を受け、16キロを袋詰めにして市場へ出荷しました。夕方の名瀬市街は、住用方面からの車で混雑していました。出荷した赤毛瓜は、明朝のセリにかけられます。


早朝のひと時

2011年10月24日 | 晴耕雨読

Dscn6218  農作業日和が続いています。

今日は、目覚まし時計を5時に仕掛けて起き、薄暗い中を倉庫へ向かい赤毛瓜の出荷準備をしました。公設市場に初めて出荷を試み、市況調査や販路拡大を図るものでした。

 遠足に出かける子どものようなもので、3時に目が覚めて、その後は寝つけませんでした。倉庫で、出荷する赤毛瓜の計量と袋詰めを行い、小手調べに2袋(13キロ)を出荷することにしました。出荷伝票や入金振込申込書を作成して、倉庫のシャッターを開けた時、外は夜が明けていました。Dscn6222

 車に赤毛瓜を積込んで公設市場に向かいながら、普段見ることのない早朝の景色や街の風情が新鮮でした。

 公設市場で初出荷の手続きを済ませ、所定の場所に出荷伝票を添えて赤毛瓜を置きました。係員は大変親切で、台風の影響で野菜が少ないとのことでした。

 帰宅するや否や朝食を摂り、畑に出かけて、耕運機による耕種防除や防風用ソルゴーの刈倒しを行いました。半日の予定が1日仕事になってしまいました。Dscn6232

 画像は、倉庫の近郊で見る日の出前の景色と早朝の公設市場、そして防腐用ソルゴーが刈り倒されて一望となったカボチャ畑です。防風用から敷き草に転じるソルゴーの完成度は7割ぐらいかなと思っています。

 公設市場は、今年から新地に開設されました。

 


農家の日曜日

2011年10月23日 | 晴耕雨読

 最近、夜明けが遅く二度寝の傾向にあり、目覚めた時は時計を見るようにしています。

いつものように倉庫に向かい、収獲した赤毛瓜の拭取りを行い、その後は一番目の畑の整枝・誘引作業を行いました。

 生育が悪いなと遠巻きに観察していましたが。親ヅルが「あっち向いてホイ」の方角に伸長していただけでみごとに騙され、重なりあった親ヅルを解きほぐして整枝するのに難航しました。

 午前は2畝を終えて早めの昼食を摂り、昨日、完売の連絡があった直売店に赤毛瓜を配達しました。早々に直売店から赤毛瓜の売上金を頂きました。

 午後は残りの畝の整枝・誘引作業を行い、早めに終わったので、1、2番目の畑の雑草防除で耕運機による耕うんを行いました。明日は、防風と敷き草用のソルゴーを刈払機で刈倒し、午後は、ハウスの天井ビニール張りの準備を計画しています。

 また、明日は早起きをして青果市場に赤毛瓜を出荷しようと思っています。市場へは初めての出荷なので、出荷の手続きや今後の販路拡大を兼ねて挑戦しようと思っています。

 そう言えば、赤毛瓜の印象は皮の固いナシと一緒で、内部は透明でみずみずしく、食感もナシに似ています。今日は、おば~から教わった和え物で頂きました。

  ☆ モーウイの瓜もんじょ(和え物)レシピ

    1 千切りにしてボールに入れて塩もみをする。

    2 ボールを斜めにしてしんなりするまで水気をとる。

    3 水洗いをして水気をしぼる。

    4 小皿に入れて鰹節をかけ、三杯酢で和える。完成!

      * シャキシャキした歯ごたえは、だらあむくぁ(晩酌)のつまみに最高!

   


奄美の秋

2011年10月22日 | 晴耕雨読

 今日から週間予報では長期的に好天の予報、この機に予定作業の遅れを取戻し、ハウスの天井ビニール張りまで行いたいなと思案しています。

 出かけ間際に、ログハウス(農作業休憩所)の見積もりを依頼していたK君が訪ねてきて、設計の一部見直しと調整を行いました。

 その後は、倉庫で昨日収穫した赤毛瓜の拭取りを行い、出荷サンテナに積込んで名瀬市街に向かいました。作業ズボンが入荷したとの連絡を受け、裾を測り、後日受取に来ることにしました。近郊で、三女姉が喫茶店を営んでいるので、赤毛瓜を手渡し、レシピの研究をお願いしました。姉は初めての食材と言うことでした。Dscn6216

 帰路はいつものストアーで食料品の買出しを行い、農研センターの近郊にある直売店に赤毛瓜を卸しました。完売間近でグッドタイミング、店頭に卸すや否やお客さんが立寄り、小生の赤毛瓜をたくさん買っていきました。お店の娘さんとアイコンタクトで笑いました。夕方には、完売の連絡がありました。

 午後は祖父「大熊」の畑の1回目の農薬散布を行い、その後は、1番目の畑の整枝・誘引作業を行い、帰路は赤毛瓜の収穫を行いました。

 画像は、常夏の奄美でも、やっとススキの穂が出始めました。