奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

畑人の空

2019年05月11日 | 晴耕雨読
 空と言う表現は生きている世界観みたいなもので、司馬遼太郎氏の「空海の空」を筆頭に、漫画家本宮ひろし氏の「俺の空」・・・たぶんに「空海の空」のパクリだと思いますが・・・一応学校の先輩ですからね。最近では朝ドラの「なつぞら」、「なつの空」と言わないところがNHKのしたたかさかなと思うところです。それにしても、本日は夏空の一日でした。

 トマトを収穫するとカボチャと併せて直売所に届け、後は、春カボチャの片付けで終日過ごしました。直売所では、連休前に募集した従業員がボチボチと顔を出し、正直、付け焼刃的な商売が上手くいくのかなと一抹の不安を感じています。赤字は税金で、ですから痛くもかゆくもない世界なんでしょうね。かん水資材の回収で午前を終えました。

 気温26℃に猛烈な陽射し、感覚的にな「夏空」で、日焼け対策の長袖に麦わら帽子の装いで、トンネルハウスの設置に使用した1500本のプラ杭の回収に取掛りました。作業は嫌気がさすほどの単純さ、園芸農家の宿命みたいなもので、500本を回収して夕暮れになりました。

 Uターンして10年目に思うことは、ちょっこし、しょうもない組織に深入りし過ぎたかなと・・・農や島での生活を楽しむことから、少しずつ外れて行ったような気がします。だいたい、10年言っても通じないことが、100年言っても通じるはずがないなと、気力はそんなに続きませんからね。今季は、役員を全ておりて、自身をリセットしてみようと思っています。

 春カボチャの収穫が終わって、ちょっこしゆっくりしても良いかなと思いながら、ほ場を観ると雑草畑の様相になってきて、これが、たぶんに「畑人の空」なんでしょうね、また明日(^_^)/~