奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

秋の気配とハウスの再生

2012年09月18日 | 奄美の景色・自然

 夜半に寒さで目覚め、全開していた戸を閉め、しばらくぶりにタオルケットをぐるぐる巻きで寝ました。予報によれば十月下旬の気温とか、老体には急激な気候の変化が堪えます。

 カラッとした久々の爽快感で目覚め、早朝の海辺が見たくて浜に降りました。台風で浜の様子は一変したものの、秋の気配が漂っていました。001

 さて、本日から倒壊したハウスの再生、秋カボチャの準備との優先順位を思案しながら、チェンソーとハウスの部材や工具を積込んで畑に向かいました。

 先ずは、秋カボチャの畑でチェンソーによる倒木の伐採と処理を行い、その後は、本格的なハウスの再生作業に取掛りました。

 再生作業は、倒壊の際に変形したアーチ支柱の切断を行い、原型をとどめているアーチ支柱同士を天井ジョイントパイプで接続するものでした。007 倒壊した2棟のハウスのアーチ支柱(82本)は、片方が完全に変形して再生はできず、1棟分(41本)の支柱にするのがやっとのことでした。切断機による82本の支柱の切断、天井ジョイントパイプによる接合とかしめ・・・単純作業と筋肉労働、器具を使う集中力など1棟分を仕上げた時には、疲れがどっと出ました。

 アーチ支柱の再生ができれば、後は淡々と組上げてゆくだけの作業、秋カボチャの作業と並行しながら、パッションの定植までには完成させたいと思っています。009

 画像は切断した片方のアーチ支柱、そして接続前の天井ジョイント、さらには、接続してかしめ機でかしめた完成品です。

 部材の購入だけで、パイプ倉庫やビニールハウスが自作できる感触を得ました。パイプベンダーにしてもかしめ機にしてもマッスル用のプチマシンのような気がして普段使わない筋肉をバリバリ使います。今宵は、美味しい黒糖酒に酔いそうです。