久々に 愛車登場
秋の風がさわさわと心地よさげな日曜日、
久しぶりにサイクリングに行きたくなった。
この愛車、20インチ、折り畳み式だけれど5段変速のスポーツタイプ。
さあ出かけようと思ったら、空気が抜けてボコボコだった。
この自転車を買ったサイクルショップに持っていき、お手入れを依頼。
自転車屋さん、見た途端に 「アーッ！！」 と悲鳴
空気が抜けたままにしていたので、地面に接していた部分のタイヤがへこみ、そのままゴムが固まっていた！！
更にチェーンがサビて、一部固まり、動かなくなっていた
そう言えば、自転車カバーが破れ、そのまま半年間雨ざらしだったわ。
自転車は、雨ざらしが最悪、更に乗らないと、すぐに錆びてしまうとの事。
ママチャリばかり使い、こちらをほったらかしにしてました。大いに反省。
これからは使わない時はキチンとカバーをかけ大事に使います
この自転車屋さん、経営者は変われど、ずっと同じ場所で店を開き、わが家は38年のお付き合い。
もうここで10台以上買っている。
自転車の安全点検はとても大切なので、何かあるとすぐにここに持っていく。
この店がある限り安心して自転車に乗る事ができる。
自転車はアフターケアの良い所で買うのが一番ですね。
軽快に動くように直してもらい、出発。
多摩川べりを軽快に 
河川敷の広場は、家族連れが沢山。
バーベキューをしたり、親子で遊んだり・・・・・のどかですね
小さなテントや、バーベキューセット。テーブルやイス・・・・いろんなものを持ち込んで遊ぶのが
イマドキなんですね～。
ずっと走ると林に入る。
ここで、ドングリを拾い、どんぐりトトロを作ろうと思ったのだけれど、
どんぐりは見つからずで、林を楽しむだけ。
ブログ仲間のshigekoさんがアップしていて、とても可愛いのです。
その後自転車で市内をウロウロ、買い物をして帰宅。
短時間のサイクリングだったけれど、多摩川べりを走るのが何とも言えず快感。
自転車も直してもらったので、また晴天の日に出かけましょう
秋の読書
私は、お布団の中で随筆を2、3編読んで眠るのが大好き
特に、田辺聖子さんと、沢村貞子さんの随筆が好き。
お二人の随筆は、自分が年を重ねるとともに、いっそう胸に響く言葉があり、
毎晩言葉の宝物を頂くようで、豊かな気持ちになって眠りにつくことができる。
久しぶりに本棚から取り出してみた。
田辺聖子『乗り換えの多い旅』 の中の1編、「乗り換えの多い旅」
人生の電車はたいへん、乗り換えの多い旅なのかもしれない。
抜粋 「乗り換え～。乗り換え～。体力下降、気力減退線にお乗換え願いまぁす」
その連呼を耳に止めて、人はハッと我に返る。そうか、ここで乗り換えしなくちゃならぬのだ。
いつまでもこの線でいいと思っていたのは誤りであった。
ここから別の支線（それがあるいは本線、幹線かもしれぬ）に乗り換えて生きなくてはならないのだ。
人は慌てて荷物をまとめ、発車間際の電車から飛び降りるのである。
そうやって、乗り換え乗り換えして乗り継ぎしつつ、終点までやっていくのが人間の一生かもしれない。
若さ、美貌、才気、財産、地位、名声、そして辛いのは別離。 乗換駅は沢山ある。
乗り遅れ、乗り間違いに気づかない人は行き先の見当もつかずじだんだ踏んでいることになので、
「乗り換え～」の声が軽やかに聞こえたら、ハッと我に返り、乗り換えて生きる事が大事と、聖子さんは言う。
この乗換の多い旅という1遍を何度読んだことか・・・・・読むたびになるほど、なるほどと納得し、
自分の「乗り換えの多い旅」 へ挑戦する気持ちが湧きあがってくる。
聖子さんの随筆は力が湧いてくる。
沢村貞子『私の脇役人生』 この方は、自分の人生のほかに、様々な人の人生に共感し、ご自分の糧にしていらっしゃる。
沢村貞子の本を読んでいるはずなのに、読者は登場してくる人物に深く共感してしまう。
丁寧にご自分と、周囲をの人達を見つめて暮らしていらっしゃったのが良くわかる。
「おカツさんのこと」 という1遍から、おカツさんの詩を抜粋
（おカツさんは沢村貞子の本の読者。）
「ある日のふれあい」
ある日私は近所の酒屋に
買い物に出かけた
そこには食料品もあるので私はよく行く
その日もあれこれ選んでいると
後ろから
オバアチャンこれをなめてくんなと言って
アメのふくろをくれた人があった
二袋だった
五十五、六の労働者風の男の人
私はびっくりしてその男の人を見た
入り口でコップ酒を飲んでいたその人は
心配しなさんな俺にも故郷に
オバアチャン位のお袋がいるんだよ
安心してなめてくんな
私はその人の顔に
若くして戦死した息子の面影を見た
たった一人残された老いた母を
案じてか時々他人様をかりて
私に優しくしてくれる
この人はあまり豊かではなさそう
二袋のアメで
好きなコップ酒一杯はのめたろうに
私はジーンとむねがせまった
もう一度お礼をと
探したが姿はなかった
もう会えることもなかろう
あたたかい人の情けにふれた私は
心のこもったあめ二袋を
しっかりだいて
つく杖も軽く家路を急いだ
冬の空はよく晴れて
すがすがしいある日の出逢い
ジーンとしてしまいます。
何と豊かな言葉を持つ市井の人達がいたのでしょう。
こんな人たちに慕われる沢村さんの魅力が、つまった本です。
実はこの本を探して本棚をあさったのですが、上の2冊に引っかかりました。
う～ん！！ 皆さんが読んでいるので、私ももう一度読もうと思ったのですが、
取り組む勇気が出ない！！
この時期、風を切ってのサイクリングは気持ちが良いでしょうね。
自転車はもう長いこと(高校生以来）乗っていません。
多摩川べりの道って素敵ですね。
ウォーキングをしたり、サイクリングをしたり、
河川敷ではキャンプも楽しめるのですね。
「乗り換えの多い旅」も「私の脇役人生」も読んだことは
ありませんが、どちらの抜粋も心に沁みますね。
私も体力下降、気力減退線に乗換えないといけないのですが、
今頃になって山登りがしたいなんて思い始めました。
(多分、実現不可能ですが）
「乗り換え～」の声が聞こえたら素直に耳を傾けなくてはいけませんね。
「私の茶の間」と「私の浅草」２冊の沢村貞子さんの本を持っています。
もう３０年か４０年か前に読んだ本で古くなっていますが捨てられず本箱に有ります。
また読んでみたいと思いながら時間が流れますが本当にまた読みたいと処分出来ない２冊です。
「わたしの脇役人生」も面白そうですね。
藤原ていさんのこの本 銀河さんが以前ブログに書いておられて知りましてラッシ－ママさんが送って下さったのです。「旅路」も一緒に・・。
略歴を読んでみましたら母と同じ大正７年生まれでいらして戦争未亡人だった母の姿が少しだけダブったりして涙が出ました。
もちろん母はていさんのような苦労をしてませんがまた別の意味の大変さを思い起こします。
またいろいろ紹介してくださいね。
健康を崩されたようで閉めてしまわれました
長女が小学校６年生の時に買った自転車は今も現役で活躍しています
改めて数えてみたら３０年くらい経っていて驚きです
今ではホームセンターなどで安く買えますが
アフターサービスがしっかりしたお店がなくなって次はどうしたものか、です。
「人生は乗り換えの多い旅」なるほどですね
今までどおりを貫くのがベストではなく上手な乗り換えが必要なのですね
心しておかなければ…
「流れる星は生きている」は銀河さんが紹介してくれて知り
読んでみようと買いましたがやはりそのつらい中身を想像しただけで
読む気力が沸かずそのままにしています
話はちょっとずれますが最近NHKで「大地の子」の再放送が始まりました
こちらも辛く涙なくしては見たり読んだりできませんが
戦後70年の節目に改めて戦争のむごたらしさを考える機会でしょうか
hiroさんは自転車に乗らないのですか？
きっと便利な所に住んでいらっしゃるか、車がお好きなんでしょうね。
私の住んでいる所は、自転車が無いととても不便。
スーパーも歩いて行けますが、買い物の荷物を考えると
つい自転車です。
「山登りがしたい」・・・・富士山一周ウォークに挑戦なさっているのですもの。
体力は絶対に大丈夫です。
まだまだ気力減退線の乗り換え時期ではなさそうですよ。
私ももう数年自転車に乗っていません。
ママチャリでしたが、置いておくと駐輪代金徴収されるので処分しました。
歩け歩けの毎日です((^_^;))
銀河さん、ほんと読書家でいらっしゃるのね。
旅行をしたり、手仕事をなさたり、いろいろやっていらっしゃるのに、読書の時間を上手に生み出して凄いなーと感心しています。
「人生は乗り換えの多い旅」読んでみたいです、
でも「乗り換え乗り換え」と言われてもね〜。乗り換えたくないこともありますよね〜(汗
そうそう私も本はだいぶ処分したのですが、沢村さんの本は残っています。
他に「寄り添って老後」と「私の献立日記」を持っています。
「私の浅草」 図書館で借りて読んだ記憶があります。
yasukonさんも捨てられなかったのですね。
お仲間だわ～♪
若い頃は別として、30代40代は随筆とノンフィクション中心に読んでました。
子育て時代って、小説が作り物めいたように感じてしまい、没頭できなかったようです。
（今は小説も抵抗なく読みますが）
yasukonさんのお母様は藤原ていさんと同い歳だったのですね。
お母様とダブって・・・・何だかわかる気がします。
15年ほど前に急に亡くなられ、自転車屋を閉めました。
困ったなぁ～と思っていたら、その場所で若い同業の方が店をだし、助かりました。
娘さんの自転車は30年も現役ですか！すごい！
個人の自転車屋は、品質の良い物しか置いてありませんね。
「人生は乗り換えの多い旅」 言い得て妙ですね～
上手な乗り換えをしたいものです。
「流れる星・・・」最初の数ページ読んだら一気です。
隣にティッシュのご用意を。
「大地の子」再放送知りませんでした。
本もテレビも見ました。あの妹さんの人生も、
可愛そうで印象に残っています。
でもこの自転車は遊び用で、
車で地方に旅行に行った時、サッと取り出し二人でサイクリング・・・・・と思ったのですが、
一度も旅行に連れて行っておりません
理想と現実はギャップがありますね。
若い頃は活字中毒だったのですが、今は目も弱くなり
あまり読めないのが残念！！
確かに～。乗り換えたくない時はどうしましょう！！
何故かリンクも出来ないのですよ。
もう こうなれば出来ることでブログを続けられればと思っています。
サイクリング楽しそうですね。
私は車はペーパードライバだったけれど、自転車は自信あったんですよね。
だからサイクリングは良くしたのですが、今は自転車に乗るのが怖くてもっぱらテクシーです。
銀河さんのスイスイ自転車で走っている姿、想像できます。
気持ちよさそうです。
河川敷イマドキでの様子、皆さん楽しそうですね。
田辺聖子さん、沢村貞子さんの本は私も好きです。
お二方の古い本を今でも読んでいます。
とっても勉強になります。
秋晴れの中、多摩川べりまでサイクリングとはさぞかし気持ちが良かったことと思います。
我が家は丘陵地帯で、電動自転車でなければとても無理！
自転車は最初から諦めて、ひたすら山歩きに精を出していますわ。
田辺聖子さん、沢村貞子さん共々人生経験豊かな中で書かれたエッセイ・・・
心打つ言葉が並びますね。
我が家の本棚にも田辺聖子さんの本はあったはず、探してみましょう。