気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

紅葉を探して 奥日光と・・・・ その2

2016-11-10 22:17:31 | 旅行

 思いがけず、一生味わえない様な、贅沢なハイキングを経験した。

 

 目的地は 尾瀬ヶ原 

  行きたいと思いながらも、ずっと行けなかった、夫婦憧れの地 

  やっと行きました。

  山小屋がすべて閉じた時期だったけれど、それにより、尾瀬ヶ原本来の静けさをじっくりと味わう事が出来た。

 

 私は1度だけ尾瀬ヶ原を歩いたことがある。

学生時代、普段全く話したことがないクラスの人と、どんな弾みか「尾瀬に行きたい」という話になった。

早速彼女が計画し、夜行列車で沼田に出て、明け方バスに乗り尾瀬に到着。一日歩いた。

水芭蕉が一番きれいな時期、そして私たちが歩くと、前方で大合唱していたカエル達が、一斉に水に飛び込む。

今でも尾瀬というとあの水芭蕉の中の大合唱と 飛び込む水音を思い出す。

 その後、彼女と友達になったかというとそんなことはなく、それぞれ自分の活動に戻っていった。

彼女には素敵な恋人がいた。爽やかな彼が夜行列車を見送りにわざわざ駅まで来ていた。

優しそうな彼のそばで仲良くしているのかなと時々思う事があって、何だか温かい気持ちになった。

とても懐かしい思い出が尾瀬にある。

 

さて、尾瀬ヶ原。 また写真を見ながら ご一緒に

       

       戸倉温泉から尾瀬の駐車場に向かう道。 数キロこんな道が続いた。

 

朝8時に鳩待峠の駐車場に着いた。 ヤッタ~\(^_^)/ ガラガラ。 ここしか駐車場がないので何としても停めたかった。

8時半出発。

まずは山の鼻という尾瀬ヶ原入り口まで歩く(3.3km) 下りです。

         

1kmほど、緩いあるいは急な階段が続く。結構きつい  やっと1/3来たわ~

 

その後は緩やかに森の中を歩く。

写真は歩荷(ぼっか)さん。 歩荷とは、荷物を背負って山越えをする人の事を言う。

流石に、乱れなくしっかり歩くので早い 爽やかに「こんにちは~」と挨拶して通り過ぎて行った。

 

山の鼻。ここが尾瀬ヶ原の入り口。 山小屋がいくつかある。

10月10日前後に尾瀬ヶ原の山小屋は全て閉じる。

1軒で最後の片づけをしていたが、他はもう人の気配がない。

山の鼻に最後の有料トイレがあるがこの先は無い。とはいっても生理現象は止められない。自然は汚せない。

私たちは、尿漏れパットを用意して、ここで着用。

付け心地? 悪く無かったです。

 

至仏山(2228m)を背に歩き始める。

人っ子一人いない尾瀬。

 

      

      広がる草紅葉

 

前方には燧岳。静寂に吸い込まれそう。 時々遠くに鳥の声が聞こえる。

小さな池が所々に現れた。

燧岳(2356m)東北以北で一番高い山。 この山の噴火で一万年前に尾瀬ヶ原ができた。

        

        この場所は有名なんですね。

              

     

     6月に咲く水芭蕉。 花の芽は降り積もる雪に守られ 一冬を過ごすのを知った。

     目を凝らせば、こんな芽が、草紅葉の中にもたくさん見える。

 木道の架け替え工事。

表面の板だけ替えるのではなく、下の支柱まで架け替えるので、思った以上に大変な作業だ。

木道の表面に架け替えた年度を示す焼き印があるが、だいたい8、9年位のものを架け替えていた。

支柱も木道もすべて木製。自然が厳しいので長くはもたない。

因みに尾瀬ヶ原は冬は零下30度、積雪は3m、時には5mに及ぶこともあるそうだ。

ここで初めて、人に会った。

      

 この先に見えるのが竜宮小屋。今日帰るので無理せず、ここで終了。

 

橋の上で、至仏山を背に記念写真。

白樺の木が草紅葉の黄色と、山の青に映える。

 

12時半に山の鼻に到着。

この時間になると、山の鼻付近でポツリポツリと観光客を見かけた。

宿で作ってもらったおにぎりを食べ、帰宅。

 

      

      普通のおにぎりの2倍はあるズッシリとしたおにぎりが美味しかった。

 

約13kmの行程。

雪の降る前の、一瞬の美しい季節。尾瀬ヶ原、魅力的でした。

       

 

 

 

 

 

 

コメント (15)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紅葉を探して 奥日光と・・・ | トップ | 来年のカレンダー & 昭和... »
最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
紅葉ドンピシャ! (花水木)
2016-11-11 07:38:11
紅葉ドンピシャの旅行でしたね。
奥日光と言い、尾瀬ヶ原と言い、お天気にも恵まれ、素晴らしい紅葉です。
日頃の行いがいいのね、きっと!
奥日光、日光白根、尾瀬が原と欲張り旅行だわ~。
9月、主人が白内障の手術をする直前、日光白根山に上りました。
銀河さんと同じロープウェイに乗りましたよ。
その帰路奥日光に行きましたが、紅葉はまだまだ。
翌日は雨でしたが、湯滝周辺を一周し、小田代ヶ原まで歩きました。
しっとりした奥日光も素敵でした。
奥日光は私たちも数年前の11月ドンピシャで紅葉を楽しみました。
奥日光の紅葉は本当に見事です!
またまた尾瀬ヶ原の草紅葉は最高だわ。
この時期に尾瀬ヶ原を訪れたことがなく、是非行って見たいです。

銀河さんご夫婦の行動力には完全に脱帽、圧倒されています。
ラッシーママさんご夫婦といい勝負ですね(笑)。!
本当に気力体力充分、お元気で、羨ましいぐらいです。
返信する
Unknown (tona)
2016-11-11 08:45:16
懐かしい尾瀬、江間章子作詞、中田喜直作曲の「夏の思い出」を高校の合唱コンクールで歌って以来、憧れの地です。昔6月に行くことが出来ました。
でも人のいない草紅葉の尾瀬、素晴らしい!
至仏山もくっきりで、登れなかったのが悔やまれるくらいです。
こんな所で食べるおにぎり、さぞ美味しかったことでしょう。
ご主人様に感謝ですね。
返信する
どんぴしゃりの秋でしたね。 (mako)
2016-11-11 10:18:57
多分もう2度と行くことが無い尾瀬ですが
7月の初夏に行った記憶があります。
その時は心臓がパクパクしたのですが
今では足が言う事を聞きません。
でも、ナイトが居たらもう一度行ってみたいかも
返信する
花水木さん (☆銀河☆)
2016-11-12 12:27:14
 弱めの晴れ女です。
強い雨女がいると負けてしまいます(笑)
やっと紅葉に巡り合いました♪

花水木さんの日光旅行、よく覚えてます。
戦場ヶ原の写真を見て、5年ぐらい行ってないな~と思ってましたが、
まさか今年行けるとは!!
湯滝から小田代ヶ原まで歩くのですか。魅力あります。
ハイキング初心者なので、とても参考になるわ。
日光の紅葉、ドンピシャは殆ど初めてです。いいですね~。

この季節の尾瀬ヶ原、二人占めでした(^^♪
返信する
tonaさん (☆銀河☆)
2016-11-12 12:46:38
 昨日は、白内障のお話、役に立つといいのですが、お喋り優先でしたね。

人のいない尾瀬の魅力を堪能でした。
この時期は一部橋も外してしまうので、
歩く道が限られてきます。
自動車規制は解除されますが、
まだバスも通っているので、乗用車でなくとも行けます。
至仏山私も登ってみたくなりました。
近く見えるけれど、大変そうですね。
返信する
makoさん (☆銀河☆)
2016-11-12 12:52:24
 初夏に行かれたとのこと、水芭蕉がまだ咲いている時期ですね。

 旅行がお好きなmakoさんは
思い出の場所が沢山ありますね。
尾瀬は無理かもしれませんが、お体と相談しながら、
これからも思い出の場所をたくさん作ってくださいね。

返信する
奥日光と尾瀬ヶ原 (だんだん)
2016-11-12 20:38:09
懐かしい風景を拝見しました♪
自然に向かってどんどん進むご夫妻は、気力充実してますね。
中禅寺湖や戦場ヶ原は、翌日雪が降った頃に行き寒かった!
昨年の桧枝岐合宿の際、尾瀬を歩いたのがまだ記憶に新しいです。
最初に行った時は、友達と地図で計画して日帰りでした。
同じく草モミジの頃に木道をテクテク。鳩待峠から沼山峠に抜けました。
地塘に映る空が、晩秋を告げてますね~
そろそろ、尾瀬も雪に閉ざされるでしょう。よい時に行かれました♪

誤解の無いようにと願いつつ、ひと言・・・
せっかくの美しい紅葉や景色の写真が、何となくボヤケてもったいないです。
少し編集すれば鮮明になると思います。ごめんなさいね。
返信する
だんだんさん (☆銀河☆)
2016-11-14 00:20:17
 とにかく忙しい~~。
私の普段の活動+旅行ですもの。
まぁ動けるうちが華ですね。

去年の桧枝岐合宿のブログ、再度拝見しました。見どころがたくさんあり、いいですね。
来年は福島方面から入ってみようかと思っていたところです。
最初に行かれた時ですが、
日帰りで、鳩待峠から沼田に出られたのですか!!
凄い!!私なら8時間、イエ、9時間コースかしら?
だんだんさんも若かったのでしょうか。

写真、ズームを多用したので、ボケてしまったかも。
特に竜宮小屋ですね。編集で鮮明になるとは考えつきませんでした。
ありがとうございます。
返信する
追伸 (だんだん)
2016-11-14 20:17:04
夜出発、朝到着の夜行バスを利用しましたんです♪
返信する
尾瀬ヶ原! (ラッシーママ)
2016-11-15 13:37:31
銀河さんも尾瀬ヶ原はご夫婦の憧れの場所だったのですか。
二人だけの尾瀬ヶ原を体験出来て良かったですね。

私もリュウマチで足が痛くて歩けなかった頃から
雑誌に載ってる写真で、尾瀬ヶ原と谷川岳の一の倉沢に行くのが夢でした。
それが足の手術をした後に、2012年8月に尾瀬に行き
山の鼻という尾瀬ヶ原入り口まで歩き(3.3km)、木道も少し歩きましたが
往復6,6キロを考え引き返しましたが、それが私にとって初めてハイキングした想い出の場所でした。
その後、谷川岳の一の倉沢にも行け夢が叶いました。

お互い、夫婦で元気で行ける内は行きましょうね。
返信する

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事