気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

ベルギー・ヘルシンキの旅 その5 ヘルシンキ市内

2013-11-19 01:30:04 | 海外旅行

  フィンランドって あまりなじみがないですね。

オーロラが有名ですが、私達は首都のヘルシンキ滞在。

いったい何があるの?と疑問もありましたが、行ってみると予備知識がない分、とても新鮮。

のんびりしながらも、楽しい旅となりました。

 

私と娘が知っているのはゆったりとした空気が漂う映画 「かもめ食堂」

鮮やかで大胆なファブリックのメーカー 「マリメッコ」 

   「かもめ食堂」 で、もたいまさこが、心境の変化の後、マリメッコファブリックの洋服を着ています。

   この洋服が素敵。

   映画に出てきた服を着たいと思ったことはないのですが、こればかりは頭から離れなかった!!

   すぐに表参道のマリメッコの店に行ったけど、当時、洋服はまだ売ってませんでした。

   ファブリックも高すぎて手が出なかったわ~

そして、北欧で最も有名な建築家 「アルバー・アアルト」

   「かもめ食堂」 では、片桐はいりと小林聡美の出会った場所が、アアルトの設計したアカデミア書店のカフェ。

   (一日目に行った所)

   アアルトは、建築だけでなく、モダンデザインの白木の家具を沢山作っています。

 

フィンランドでは かもめ食堂、マリメッコ、アアルトが中心の観光になり、ロケ地巡りの様相でもありましたが、

おかげで珍しい所に行く事が出来ました。

「かもめ食堂」 という映画、ヘルシンキのツボを押さえていると改めて感じます。

この回写真満載、お楽しみください。

  

そうそう、フィンランドはムーミンの国でもありますね。 ムーミンショップも沢山ありました。

 

6日目 ヘルシンキ市内 

 

朝8時半頃。駅に向かう通勤客。

駅の観光案内所で、、メトロとトラムの48時間フリー切符を買い、路線図を貰った。

フリー旅行には路線図が大事。 日本の観光案内書にも載っているけど、小さすぎて見にくい。

 

街の中心を歩いて行く。  

だんだんと空が明るくなってきた。

 

 

脇道に入って、坂を上ると・・・・・・・・抜けるような青空・・・・・・・

 

ワオー

ヘルシンキ大聖堂。 

1852年完成。 フィンランドのランドマーク的存在。 丘の上に立っているので抜群の存在感がある。

この旅で一番印象的だった景色がこれです。

 

              

二人の写真をアラブの観光客に撮ってもらった。

今までは観光客が多すぎたり、雨の中を歩き回ったりで、二人一緒の写真は撮れなかった。

 

白亜とはこういうのを言うのでしょうね。

 

下に見えるのは元老院広場。

この周辺に、市庁舎や、ヘルシンキ大学があるらしい。

 

内部は白く、明るく、モダンで、親しみやすい感じの教会。

朝が早いせいか、観光客は写真を撮ってもらった、アラブのカップルのみ。

 

 

元老院広場を左に歩いて行くと 港。

 

漁船が沢山停泊している。 ヘルシンキは港町なのです。

 

桟橋の手すりには鍵が沢山ついている。

これはおまじない? ハートマークや、ペアで名前が彫ってありますね。

固く結ばれ、離れないという事?

こういった鍵のおまじない、日本では見かけないけれど、イタリアでも見たことがあり、ヨーロッパで流行しているのかも。

 

港の見える丘に建つ、赤レンガのウスペンスキー寺院。

 

1868年建築。 北欧最大のロシア正教の教会。ビザンチン様式。

同じ時期に建てられたヘルシンキ大聖堂に比べると堅苦しい感じがする。

祭壇にキリストと12使徒が描かれている。

 

丘の下に下って海。

 

 

ボロボロの船・・・・・と思ったら 「FOR SALE」 ですって

1929年製造だそうです。 そんなに古い船でも大丈夫なの?沈まない?

いったい幾らなんでしょうね。

 

 

この辺一帯は港に面したマーケット広場で、食料、衣服、色々な物が売られている。

毛皮のマフラーや帽子の店も沢山あり、さすがに寒い国は売っている物が違う。

あの映画にも登場した場所。

かもめは大胆不敵、近寄ったら睨まれた(笑)

 

                 

ここにも大胆不敵な奴がいる。  威張りすぎるとステーキにされちゃうよ。(ステーキ屋の店先で)

 

マーケット広場を抜け、坂を上がる。

 

港の見える丘

 

秋真っ盛り。

歩く人がいないので、落ち葉も形が崩れず、綺麗。

歩くとカサカサと音がして、気持ちいい。

 

 

公園を抜けると・・・・・・

工業デザインの歴史を学べるという 「デザイン博物館」

マリメッコ、イッタラ、ノキアなどのプロダクトの歴史を学べるとの事だったが、

残念ながら展示に工夫もなく、アアルトのデザインも少ししか展示がなくて肩すかし。

もとは学校だった建物。

 

そろそろお腹が空いたわね。 プラプラと秋景色の道を行く。

 

 目的地はここ

映画の舞台となった 「かもめ食堂」

 

今も日本語が残っている。店員さんにも日本人がいた。

内装は映画の雰囲気が残ってますね。

日本人もやって来ますが、地元のレストランとして大繁盛。次から次とお客が来る。

右上が、映画に出てきた、シナモンロール。これ食べてみたかったの。感激

映画では、もともとこの店で作っていたシナモンロールを参考にしたそうだ。

娘は野菜ハンバーク。私は右下の赤豆のスープ。 美味しかった。

この時は気付かなかったけど、ヘルシンキで唯一美味しかった料理だった。

 

 ウィンドウショッピング

おもちゃ屋

雑貨屋・・・・・お洒落でセンスがいいですね。

この国は雪に閉ざされる季節が長いので、どの店も明るく鮮やか。

 

ここから、30分ほどトラムに乗り、着いた先はごく普通の住宅街。

左に向かい

坂を上る。 住宅街でこんな紅葉が見られるなんて素晴らしいわ。

着いた先は・・・・・・

 

アルヴァ・アアルトの自邸。

建築や、インテリアに関わる人々(私は過去形ですが・・・・)の聖地です。

見学時間のはずなのに、ドアは固く閉ざされ、呼び鈴を押しても応答なし。

 

裏に回ってみた。

何というラッキーチャンス!

説明員の女性が室内から私達を見つけてくれ、館内巡りツァーの時間が過ぎていたけど、途中から参加させてくれた。

見つけてくれなければ、あと1時間表で待つところだったわ。

良かった~。 無駄な時間を過ごさずにすみ、私達は大喜び。

 

アアルト、最初のアトリエ。 次第に手狭になり、近くに大きなアトリエを作ったそうだ。

リビング。 

家具は全てアアルトのデザインしたもの。今でも売っている物が多い。

先客は2組の若い日本人達。 皆さん建築関係なのかもしれません。

時間がゆったりとあり、写真もOK。

私は全ての部屋と家具の写真を撮り、夢見ごこち。

まさか、アアルトの自邸に行けるとは思ってもいなかったので感激でした。

ダイニング

 

窓から見える秋。 そして印象的な赤いバラ。

 

帰り道 トラムの駅に向かう

住宅地の紅葉。 実にいろいろな種類があって驚いた。

日本では街路樹は一種類しか植えないが、ここでは何種類も植えるようだ。

この方が自然で、色とりどりで美しい。

 

テンペリアウリオ教会

石垣?

 

 

いえいえ。 教会です。

世界でも類を見ない、岩盤をくりぬいて作った教会が、テンペリアウリオ教会。1969年完成。

フィンランドは岩盤の上に作られた国で、空港からヘルシンキに行く道にも、多くの岩盤が露出していた。

日本とは土壌というか、基盤が全く違う国だと痛感。

地下のはずなのに、内部は明るく、厳粛な雰囲気が漂う。

静かな音楽が流れており、心が静まり、癒され、いつまでも居たくなる空間だった。

私達は30分ほどいたのだが、前の女性二人は、ずっと静かに座っていた。

周りの観光客が騒々しくしても、じっと、自分達の世界にいた。

大きな喪失があったのかもしれませんね。

 

トラムに乗って・・・・・

国立現代美術館 キアズマ

建物は素晴しいが、目を引く展示があまりない。残念!

日本の各地の現代美術館の方が、立派な作品を展示していると思った。

 

 

廊下                             休憩室の椅子

 

疲れ果て、駅近くのホテルのおしゃれなスペイン料理店で夕食。

美味しかったけど、塩辛いかな。

                               

この後デパートに寄ったり店巡り。上はムーミンショップ。

 

いよいよ旅行もあと一日。

ぐっすり寝て明日に備えましょう~~~

 

 

 

 

 

           

  

   

   

 

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6 コメント

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行ってみたいな、よその国 (mako)
2013-11-19 10:29:51
のどかと言うより
時間の流れが全く違いますね。

「かもめ食堂=」良い映画でした。

素敵な所は至る所にあるものですね。
返信する
makoさん (☆銀河☆)
2013-11-19 23:51:45
 ホテルの窓から見ると、朝7時半はまだ暗く、
そんな中、通勤する人たちが足早に駅に向かっていました。
普通の都会と変わらない風景です。

でも観光客としてこの街を見ると、
洗練された店、家具、風景、建物、そして時間、
そこかしこに この国の人達が大事にしているものが
みえてくるような気がしました。

外国って、刺激がありますね。

返信する
おはようございます。 (lily)
2013-11-22 08:21:22
娘さんと二人で気ままなフリー旅行、本当に楽しまれましたね。
makoさんではないですが、私も行ってみたいなぁの心境です。

北欧の建築家で有名なアアルトの自邸を説明員の方が見つけてくれて
時間外なのに入れて下さって良かったですね。
銀河さんが建築に関わっていたと聞いた事があります。
ので室内を見れてラッキーでしたね。
私もインテリアに興味があったので調度品などに目がいきます。
私も行ったつもりにさせて貰って楽しませて貰っています。
後一日の旅行記も楽しみにしています。
返信する
lilyさん (☆銀河☆)
2013-11-24 22:53:07
 返信と、ブログアップのスピードが遅くて
本当にすみません。
帰ってくれば、現実に引き戻されていますが、
何としても、旅行記終えなくては・・・・・・
ほかの記事も書けませんものね。

北欧のインテリアとか、北欧の白木家具と言いますが、
このアアルトの自邸がまさに北欧を象徴するような
家なのです。
シンプルだけど温かみがあって、いつまでも居たくなる
親しみやすさがあります。
いろいろ行ってみたいのに、ここで1時間のロスは
困るなぁと思っていたので、中に入れてくれて大助かり。
この日、たくさんの場所に行きましたが、かもめ食堂と
アアルトの自邸が一番でした。
つたない旅行記ですが、楽しんでくださって有難うございます♪


返信する
北欧の旅 (nao♪)
2013-11-25 00:01:51
お嬢様とお二人のベルギー&フィンランドの旅、いっきに読ませていただきました。
私も一緒に街中を歩いたような印象です。
特に銀河さんの専門分野の建築・インテリアをご一緒に学ばせていただいた感じです。
北欧と言ったら家具が有名ですもの・・・

ブリュッセルでは雨にもおあいになったようですが、ヘルシンキでのこの日は特別の青空に恵まれましたね。
紅葉・黄葉も美しくて、素敵な街に彩りを添えていますね。

父もどうにか熱が下がり、無事に退院できてほっとしています。
気持ち的には海外に飛び出したい心境ですが、鎌倉の紅葉めぐりがせいぜいで・・・
毎年親の病状と鎌倉の紅葉がセットになっているのが何ともはやの現状です。

銀河さんも現実に戻ればお忙しい日々が待っていらっしゃったかと思いますが・・・
時々はこうして夢のような気分転換を考えたいものですね。
私も同行してくれるムスメが欲しいです。

返信する
nao♪さん (☆銀河☆)
2013-11-26 23:35:58
 一気に全部読んで頂きたかったけど、 
なかなか進まなくて・・・・すみません。

 北欧家具や、インテリアが好きで、昔はサッと作者と名前が出てきたのに今はもうダメです。
でも、いろいろ忘れてしまっても、フィンランドの家や家具屋に行くと、
ウキウキと楽しくなります。
冬は雪に閉ざされますが、家のだけは明るく快適に過ごしやすくという考えに
親しみを感じます。
夫は海外に行きたがらないので、
ホント、娘がいるから助かってます。


この日は晴天だったのですが・・・・・あとは・・・・・

お父さま退院なさってホッとされましたね。
でも落ち着かない日々が続きますね。
今のうちに疲れをとって、
羽を伸ばしてください。
鎌倉の四季、ブログでいつも楽しませていただいてます♪
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