気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

南ドイツローカル線の旅3  ビュルツブルクからローテンブルクへ

2017-09-30 23:38:58 | 海外旅行

  ビュルツブルクはライン川沿いの古い街を結ぶロマンティック街道の起点。

終点はフュッセンとなる。

私達はローカル線で、ロマンティック街道沿いの街、ビュルツブルグと、ローゼンブルクとフュッセンを旅した。

 

 感動の連続の旅であったけれど、それを伝えたいと思うと、とても時間がかかり、

いつブログが終わるか自分でもわからなくなってしまった。

これ以降は簡単なブログにしていきたいと思います。・・・・残念だけれど。

 

9月12日 4日目

 

古城ホテル外観。

ポルトガルで体験したようなマイ城壁を持ち、塔があり、厚い壁で小さな窓のワクワクするような

お城感満載のホテルではなかった。貴族の館かもしれない。

でも、街を臨む景色は素晴らしかった。

                   

朝、食事前の散歩。  風が吹いて、寒い~。

 

 

シャンデリア輝く食堂で、眼下に街を臨みながらの静かな朝食。

アジア人は私達だけ。ゆとりあるご夫婦たちの宿だった。

行きたい所がたくさんあるので、残念だけれど早々に引き上げ、タクシーで駅へ。

滞在時間が短かったので、娘は「何もこのホテルでなくても良かったかな?」と言っていた。

いえいえ、たとえ短時間でもこんな経験が出来て良かったわ~。

 

               

昨日の喧騒はどこへやらの、アルテ・マイン橋。

山の上に見えるマリエンベルク要塞に行きます。

この地域はフランケン地方と呼ばれ、白ワインが有名(昨日飲んだフラン・ケンワインは、果実の香りがして美味しかった)

要塞の下にもワイン畑が広がる。

マリエンベルク要塞は13世紀から18世紀まで歴代ヴェルツブルグ大司教の居城。

18世紀に政局が安定し、昨日訪ねた平地のレジデンツを建て、引っ越しをした。

 

                      

橋を渡り、街を抜け、上へ上へ・・・・・

 

数百年の間、何万人、何十万人の人々が通った痕跡が残る。

 

広い中庭を進むとベルクフリート(主塔)がある。

要塞兼居城として使われたので堅固。

内部はとても広いけれど写真不可

街を見下ろす庭園。

歩いて渡ってきたアルテ・マイン橋も見える

 ブドウ畑。

 

武器庫として使用されていたマインフランケン博物館もあり、

ここで初めて リーメンシュナイダーという彫刻家を知った。

この地域で活躍した15世紀の彫刻家で、この地域に作品が数多く残されている。

ここでは「悲しみのマリア」と、「アダムとイブの彫像」を所蔵していた。

      

疲れたので、コーヒータイム。すこし寒いけれど、のんびり~

 

 

          

市の中心、マルクト広場に戻り、行列のできるソーセージスタンドでgetしたホットドック。

どの案内書にも書いてあり、絶対に食べたいと思っていた。

ニコニコしたおばさんが、アツアツの長~いソーセージをパンにはさみ、パキンと折ってから渡してくれる。

この動作がとてもリズミカル。思わず見とれてしまう。

パンも温かくて食べ応えありで、立派な昼食となってしまった。

とても安くて、2ユーロか、2.5ユーロだった。

 

赤はマリエンカペレ教会。後期ゴシック様式。

黄色の建物はロココ様式の建物。時代の違う建物が仲良く並んでいる。

      

マリエンカペレ内部。 窓が大きく、とても明るい教会。

マリエンカペレの入り口にはリーメンシュナイダーの「アダムとイブ」の模造がある。

本物はマインフランケン美術館で見ることが出来た。

 

 

       

大通りにはノイ・ミンスター教会。

昨日この教会の前でトラムを降り、この立派な教会は何だろう?と二人で話していたら、

おじいさんが近寄ってきて「ノイ・ミンスター 、ノイ・ミンスター 」と教えてくれた。

他の名所の説明もしてくれたようだがよくわからなかった。

体が大きくて近寄りがたい印象だが、ドイツ人は親切な人が多いのかもしれない。  

        

リーメンシュナイダーの「聖母と幼子キリスト像」 彼の作品と知らなかったが、思わず惹き寄せられた。

 

 

大聖堂。11~12世紀のロマネスク様式の大聖堂

          

此処にもリーメンシュナイダーの作品が(大司教の彫像)

鎌倉時代の生き生きとした表情の仏像たちを思い浮かべてしまう。

 

 ここから2等列車、ローカル線の旅。ローテンブルクへ。

列車はすべてこの色に統一され、わかりやすい。

途中、ステイン・ナッハで乗り換えたが、エレベーター、エスカレーターが無かった。

階段の端に20センチ巾ぐらいのベルトコンベアーがあり、スーツケースを載せることが出来て助かったが、

荷物を持っての移動は体力を使う。

 

自転車のマークは、自転車可の印。 自転車抱えて乗り込む人も見かけた。

                      

車窓。雨が降っているが、このような牧草地が続く。 

ローテンブルクのレトロな駅。

降りた乗客は数組のみ。

ホームと外が続いているんで、ホームを出れば表通り。 シンプル~

 

駅。                     15分ほど歩く。

ローテンブルクは城壁に囲まれた街。

13世紀に商業で繁栄したが、17世紀の30年戦争で痛手を受け、歴史から忘れ去られた。

けれどそのおかげで中世の姿を完全に残すことが出来た。

私達の宿は、このレーダー門のすぐそばにあるプリンツ・ホテル。

 

この後はローテンブルクの写真をお楽しみください。

 

 右が私達が宿泊したプリンツ・ホテル。 窓辺の花が美しいホテル。

 

 

 

 

町の中心、マルクト広場。

 

 

 ショーウィンドウ

 

 

 

 街一番の写真スポット。 夕方なので暗いが、ここで記念写真を撮る人多数(私達も勿論撮りました

 

夕食は、写真スポットの前にあるグロッケで。

 

   

サラダ、ロールキャベツと、 シュニッツェル。フランケンワインにジュース。

パンと、トマトを練りこんだチーズ、クリームチーズ。

このワイングラスの形はローテンブルク独自の物らしい。日本でもこの形見かけますね。

 

ポテト、コーヒー。 豪華でした~

夕暮れ

         

                         

ローテンブルクの名物お菓子「シュネーバル」小麦粉をひもかわうどんのように伸ばし、固めたもの。

ホテルで試食。ボリュームがあるので少ししか食べられなかった。

 

今日も刺激的でした

 

 

                      

 

 

 

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4 コメント

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Unknown (tona)
2017-10-02 10:24:32
ロマンティック街道の始点、ビュルツブルクを見学出来て良かったですね。
リーメンシュナイダーの彫刻が見られて、私もここで拝見して感激です。素敵ですね!
勿論生い立ちなども読まれているでしょう。

ローテンブルクは2度行きましたが、2度目に城壁の上を全周しました。
懐かしい建物、殆ど思い出せました。ただ駅はどちらにあるかさえも知らず、電車の旅ならではですね。
食べ物も美味しいのを上手にチョイスされてさすがです。
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tonaさん (☆銀河☆)
2017-10-02 14:16:12
 リーメンシュナイダーは初めて知りましたが、どの彫刻も見事でした。
元市長だったため、農民戦争で敵方に捕らえられ、
利き腕を折られ、制作不可能になり失意のうちに亡くなったそうです。
ローテンブルグでも作品を見ました。

ローテンブルクに2回も行かれているのですね。
ステキな街並みですね。
バスで行く人がほとんどで、
列車で行く人は少ないようです。
食べ物は、現地の物を食べることにしているので
レストラン選びが大変。
私も次の日城壁全周しました~。楽しいですね。
返信する
Unknown (yasukon)
2017-10-02 21:53:20
こんばんは!

たくさんの画像をみんな載せたいぐらいになりますよね。
多くの思い出と画像 整理されるのも時間がかかり、これをブログアップしますのもまた相当の時間です。
よく分かります。でも皆さんに見て頂きたい気持ちもちょっと横に置いておくことも必要ですね。

ホテルからの眺めはやはり一日の疲れが癒されますね。
教会も沢山で 私もカナダで多くの教会を見て 混乱したことを思い出しました(笑)
歴史の違いを感じる旅ですね。
お菓子の町みたいで楽しかったでしょうね。
返信する
yasukonさん (☆銀河☆)
2017-10-03 21:00:54
>でも皆さんに見て頂きたい気持ちもちょっと横に置いておくことも必要ですね<

はい。本当にそうですね。
ブログに取り掛かる前は簡略にと思い、
行き先をカットするのですが、
カットしても残ったものが多い!!
毎回、ブログに時間がかかり、困ったものです。

ローテンブルクは、土産物屋や伝統工芸の店も多く、
時間があればまだまだ楽しめそうでした。
美しい建物と共に、世界各国の観光客に愛される理由が良くわかりました。
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