土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

中南米へのGateway ロスアンジェルス市(No.1)

2009-03-26 00:15:37 | U.S.A(NY,LA & Others)
 ロスアンジェルス国際空港(LAX)です。米国の航空機会社以外はここ通称トム・ブラッドレー ターミナルからの離着陸となります。LAXのランドマークのアーチ型で十字に組まれた構造物が目に入ります。いったい何なのでしょうか?


 上部の宇宙Station見たいな所にEncounter(エンカウンター)と言うレストラントがあるとのことです。この構造物の名称は「エンカウンター」と言います。夢がある名前を期待していたのですが そう とTAXIの運転手に返答しました。今後もロスアンジェルスアーチと呼ぼうと思っています。


 空港からダウンタウンまで約30kmの距離ですので、通勤ラッシュに会わなければFreeway経由で約30分で着きます。ダウンタウンの中心地にあるGrand Avenue(その名の通り「大通り」)には摩天楼が天に向かいそびえ立っています。この近代的なビル群を見ても何も「暖かさや」や「やすらぎ」を感じ得ないのは私だけでしょうか?


 ダウンタウンの東側、徒歩で約30分の所にあるリトル・トウキョウ街の対面には日系のホテル、デパート、スーパーや飲食店があり東京の下町的雰囲気です。殆どが日本人観光客で日本語が飛び交っています。任地で本当に困っている日本人には手を差し出しますが、マナーが今一の集団旅行者が大勢居ましたので早々に立ち去りました。


 ここはリトル・トウキョウの北側入口(or出口)にある大きな火の見「櫓」です。最近日本では見かけられません。木造建築物で風情はあるのですが、失礼ですが私の個人的な感じ方は ちょっと の感じがしました。でも苦労されてここまで日本の為に頑張ってこられた皆様には「郷愁の想い」が私の様な腰掛けとは違い有るのでしょうね。無礼の段お許しください。


 リトル・トウキョウから西側=Grand Avenueへ徒歩約10分でこの頭部が国会議事堂ににた「市庁舎」があります。この前の通りが「1番通」=1st Streetです。ここから南へ数字が大きくなり「3番通」3rd Streetから「8番通」8th Streetにダウンタウンの中心である摩天楼があります。


 市庁舎から「3番通」へ行く途中にあった建造物の擁壁(土の圧力を受けている壁)です。鉄筋コンクリート造でコンクリートの型枠が木製で表面は木目が見えています。また壁の目地=型枠の継ぎ目 に はみ出したコンクリート片もそのままの状態です。目抜き通りですので「自然の美」を意識し木目調や凹凸をつけられたのでしょうか?または将来は草木で覆い被されることを想定されたのでしょうか?最初見た時は「何とぶざまな」と思いましたが、立ち止まって数分見ている内に次第に「なかなか芸術的な作品だなー」と思えてきて自然に顔が緩んできました。日本なら即業者呼んで「お叱り」と考えます。 このオーナーはユーモアではなくこの作品の芸術性を分かる人に見せたかったと推測します。お陰で気分が晴れやかにさせられました。今度訪ねた時はお礼を申し上げます。

 
 上記からGrand Avenueとそれに並行に隣接する通りは丘の上にあります。よってこのようなトンネルが造られて一部分その上に白い小さなビルが建っています。通常は道路ですが土被り(トンネル頂部と地上までの高さ)があるので有効利用したのでしょう。


 トンネルの横にはケーブルカーがあります。名前は「Angels Flight」天使の飛行といいます。が1990年代に事故があり運転していませんでした。上下線で軌道の中央で交差するようになっております。


 ケーブルカーの横の階段を上った所が、この掲載写真の三枚目の摩天楼の横の人工の池と公園になっており人々のオアシスになっております。公園の名はCalifornia Plaza(カリフォルニア広場)と言います。


 Grand Avenueと市庁舎前の1st Streetの交差点から南東側の摩天楼を見ております。正面右側の抽象的なオブジェがある建物はウオルトディズニーコンサートホール(Walt Disney Concert Hall)です。


 上記写真よりもう一ブロック北西側のミュージックセンターコンプレックス(Music Center Complex)から摩天楼を撮影しています。この建物は複合施設(Complex)で劇場、展示場や会議場等があります。

 
 ダウンタウンの駐車場は満杯で近くのビルの跡地が遠方通勤者の駐車場になります。車社会の米国の実情を垣間見たように思えます。無理とは承知ですが、ここも公園になってくれればと願っています。


 このMusic Center Complex の道路を隔てた反対側に群庁舎と群裁判所がありその間には市庁舎の一ブロック手前の通りまで公園が横たわっております。中ほどに大きな噴水もありここも人々の憩いのオアシスです。


 Grand Avenueとは擁壁で仕切られ=高さを調整し、ここから市庁舎側に下がり勾配になります。色鮮やかな四季の花で飾れており庭園です。自然と調和or共生できる都市造りを段々取り入れてきていると感じています。この白い花は北米原産のハナミズキだと思います。
この記事についてブログを書く
« ドミニカ共和国(No.3) | トップ | 中南米へのGateway ロスアン... »
最新の画像もっと見る

U.S.A(NY,LA & Others)」カテゴリの最新記事