3日ほど前、スマホのラインに三春町から伝言が入っていた。今年、新型コロナウイルスのワクチンの予約をラインを使用してできるようになっていたので、2回ともラインで予約を取った。そういうこともあって、それ以来三春町役場からのお知らせが毎日のようにスマホに入ってきて鬱陶しいなと思っていたのだが、今回の伝言は違っていた。というのは、先日僕らが保護して愛護センターに連れて行った老犬が、写真入りで紹介されたからである。
今までは愛護センターのホームページでしか、迷い犬情報を知ることはできなかった。ネットで検索して見ることができたが、それはよほど興味のある人間か、迷い犬の情報を知りたい人がアクセスするくらいしかなかっただろう。それがラインで登録した町民すべてに迷い犬の情報が流れるので、たとえ飼い主がパソコンやスマホを使えなくても、近所の人や知り合いが「お宅の犬がいなくなったと言っていたけど、これそうじゃないの」と教えてあげることもできるようになったわけである。
効果はてきめんだったようで、僕が愛護センターに老犬を連れて行った時点で、全部で3匹いた迷い犬は、ラインの情報が流れた翌日には、老犬以外の2匹の写真がなくなり、あとは老犬の飼い主が現れるだけだなと思っていたら、愛護センターに手伝いに行っている近所のオッチャンから、「今度の月曜日に引き取りに来ることになったよ」と教えてもらったのである。ラインでの情報から1週間経たずに3匹すべてが引き取られるわけだから、ラインの威力は大したものなのだ。
愛護センターに老犬を連れて行って以来、ずっと気になっていた状況だが、早々と飼い主が連絡して来たというのでホッとしている。いくら迷い犬といっても、いつまでも保護してもらうわけにはいかないだろう。譲渡にも適さない老犬となれば、いずれ殺処分されるだろう。
愛護センターには、「飼い主が見つかったら安心したいので連絡してください」とお願いしていたが、いまだ連絡は来ない。月曜日に飼い主が無事引き取った後に連絡するつもりでいるのかもしれないが、本当に連絡をして来てくれれば、その仕事ぶりに感謝したいと思う。連絡がなければ、「まったくお役所というところは」と呆れるしかないだろう。
老犬だと新しい家族がなかなか見つからないので、ずーっと心配してました。
愛護センターは、ちゃんと連絡くださるんですね😊