おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

今年の漢字

2021-12-18 11:06:21 | 日記

 テレビを見ていたら、「今年の漢字」が発表され、清水寺のお坊さんが「金」と書いていた。「金」って前にも見たことがあるぞ、また「金」かよと思っていたら、なんと4度目だそうだ。では、以前の「金」はどういうことがあった年かというと、古い順にシドニーオリンピック、ロンドンオリンピック、リオデジャネイロオリンピック、そして今年の東京オリンピックだったので、結局オリピックが開催されれば、ほとんどの場合「金」になっているということである。こんなんだったら「今年の漢字」なんて発表する意味はほとんどないのである。日本漢字能力検定協会が公募し、応募数の一番多かったものを選んでいるというが、同じ漢字は使えないくらい決めておかないと、バリエーションがなさすぎるのだ。

 過去の漢字を調べてみると、いい意味の漢字ばかりではない。新潟中越地震と東日本大震災の年は「災」である。2018年の西日本豪雨、大阪北部地震、北海道胆振東部地震、台風21号などの自然災害の多発した時も「災」で、ここでもバリエーションがなさすぎる。

 そんな中、異彩を放つのが「毒」の文字だ。1998年の和歌山カレー事件、ダイオキシン問題、環境ホルモン問題と、有害物質が話題になった年である。

 朝の散歩の時、「今年の漢字」の話をしながら、タミちゃんに今年の漢字を選ぶとしたらと尋ねてみた。
「猫かな」
「それじゃあ去年と同じじゃないか。僕は『習』かな」
「習字を始めるのは年が明けてからじゃないの」
「習字に限ったことじゃなくて、いろいろと新たに習おうと考えているからだけど、だったら『始』でもいいかな」

 というような会話をしたが、よくよく考えたら今年は新たな準備の年でもあった気がするからちょっと違うかもしれない。「準」とか「備」とか「予」とか、その辺のところが今年の漢字にふさわしいかもしれない。

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