おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

老朽化

2023-10-24 11:32:18 | 日記
 風呂に入る前に、洗面台下のキャビネットの扉を開けると、中が水浸しになっている。一体、どこから水が漏れたんだと、慌てて中に入っているものを全部取り出し、あちこち水が漏れそうなところをチェックする。水漏れは今に始まったわけではなさそうで、キャビネット内にあった容器の中まで水が溜まっているし、洗面台の下もあちこち水が染み出している。

 こうなるとのんびり湯船に浸かっているわけには行かない。風呂を上がると、早速原因を突き止めるべく、調査を始める。が、どうしても原因がわからない。排水管がどうかなったのなら、漏れた水は濁っているはずだから、そういう感じがないということは排水管ではなく水道管がどうかなっているということなのだろうか。とりあえず、どこから漏れているのかわからないので、掃除した後のキャビネット内に洗面器を置き、周囲にタオルを敷きつめたりして寝ることにする。

 この家は中古住宅で、僕らが引き継いで3家族目である。築30年は経ち、あちこちガタが来ている。リフォームはしているが、考えてみれば水道管などは建てた当時のままだ。知らないうちに老朽化が進んでいたのである。

 が、やっぱり気になって寝つけないので、またぞろ起き出していろいろチェックする。合板できたキャビネットは、水を吸ってフニャフニャになっている。これじゃあ今後は使い物にならないだろう。そうこしていたら、タミちゃんが水道管と蛇口を繋ぐ金属製の蛇腹に細い亀裂が生じ、そこから水が漏れているのを発見する。となると、水道の元栓を閉めなければいつまでも水漏れを起こしているということだ。これで、修理が終わるまでは使うことはできなくなったが、とりあえず安眠だけはできるのである。

 というわけで、朝を迎えたので早速業者に電話を入れてみる。「今、担当者が出払っているので、あらためて折り返しこちらから電話を差し上げます」という返事をもらったが、果たしていつ電話がかかって来るのやら。

 とにかく今の日本は高齢化が進み、おまけに若者がきつい、汚れる仕事を嫌うために、自動車整備や建設、土木など、インフラを支えるような場所の人材が足りなくなっている。水道工事だって同じようなものだろう。あちこちからの依頼にてんてこまいになっているのかも、と想像しながら、気長に連絡を待つことにしているアベさんなのである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 床屋の髭 | トップ | 約2年続ける »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事