おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

春の小川

2018-04-01 10:46:33 | 福島

 福島でもソメイヨシノの開花宣言が出されたとニュースになっていたが、この辺のソメイヨシノはまだ蕾のままだ。ちらほらとでも桜が咲き始めれば、朝の散歩のついでに三春のダム湖のさくらの公園に行ってみようと考えていたが、来週に延期することにした。

 せっかくなので、この辺でブラブラできるところを考えたが、もしかしたら阿武隈川沿いなら日当たりがいいので、ソメイヨシノが植えられている小和滝の公園なら、もしかしたら桜が咲いているかもしれないと出かけてみることにした。ここはトトが死ぬ直前に散歩に来たところで、それ以来となる。この前は菜の花は咲いてなかったが、今頃は菜の花畑になっているかもと期待する。

 小和滝のソメイヨシノは、まだまだ蕾のままで、期待していた菜の花もほとんど姿は見られなかった。去年はたくさんあったんだけどな。川が氾濫して根こそぎ流されてしまったんだろうか。

 阿武隈川に流れ込む支流に沿ってブラブラすると、少しだけ菜の花の残骸が咲いていた。

 それにしても、護岸工事をしていない昔ながらの小川の存在は貴重だ。今時は土建会社が設けるために、護岸工事ができる川はどんな小さな川も見逃すことなく、ご丁寧にコンクリートで三面張してしまうのである。「はあ〜るの〜おがわは〜さ〜らさ〜らゆくよ〜」という歌が似合うのは、チョロチョロくねくねとした流れと、土手の草花、それを目当てにやってくる蝶々や野鳥がいてこそなのである。

 小川を少し遡ると、両岸に梅の木が植えられ、満開を迎えていた。近頃は観光名所を作ろうとせっせと桜を植えるところが多いが、梅は珍しいんじゃないだろうか。ただ、梅では花見には少し寒いかもしれない。

 小和滝の公園は、桜はまだだったが、根元にはたくさんの水仙が花盛りだった。毎年少しずつその量を増やしているところを見ると、自らの力で勢力範囲を広げているのだろう。

 

コメント
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