フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

ジャカランダの丘

2017年05月08日 10時22分14秒 | 下手っぴギター&ウクレレ
ワシントン条約附属書が改正されます~ローズウッド等の木材種、ヨウム等の輸出入はご注意を(平成29年1月2日から)~(←リンク先は経済産業省HP)

ニュース自体は前から知ってましたけどね。ギターの値段がまた上がるな、こりゃ。

まあ今回は輸出入が禁止になった訳じゃなくて「数が減ってきてるから管理させろ」と言う趣旨の指定。輸出入に関しては、書類を作って許可を受ければこれからもできるわけだ。まあ、書類作るの無茶苦茶めんどくさいそうですけど。だからもはやローズウッド使った楽器が手に入らない、と言うわけではないと思うんだけど、書類作るために増えた手間を値段に転嫁しなくても大丈夫なほどビジネスは甘くないだろうね。ただでさえ昨今楽器売れてないんだから。
とは言えまあ、もう結婚もしたので新しくギター買う事もあるまいから別に良いと言えばいいんだけどね。特にローズウッド使うような高いギターなんか、今後まず買えない。
ただ、ぬたりはハカランダとは言わないまでも(言ってみりゃハカランダなんて高級なローズウッドだ)ローズウッドの音が好きなので、まあ悲しいニュースである事は間違いないな。幸運にもぬたりが持っているアコースティックギターはそっちの方ばっかりで、最初に買ったヤイリは合板とは言えハカランダ。マーティンのOM-28Vもローズウッドで、なんなら義父から貰ったモーリスW250も調べてみるにローズウッド単板。最初のうちは訳も分からず買っていたのに、振り返るとマホガニーのアコースティックギターが一本もないな。まあ、ヤマハの竹なんていう変態ギターもあるが。
自分の嗜好に向いた木材がもはや気軽に使えなくなる、というのは残念と言えば残念だけれども、木材というのは使えば使った分だけ減る資源なので、個人的には仕方ないと思う。育てるのに時間かかりすぎるんだよ木材って。効率悪いもん。
もちろんぬたりはもう高いギター買わないんだろうなあ、という気持ちがあるから気楽になれている部分はあって、これからギター始めてそのうちちゃんとしたギターを買いたい、と思う人にとってはたまったもんじゃないだろうけどもね。ギターは値上がりはするわJASRACのおかげで音楽教室も値上げする可能性高いわで、音楽やるのにこれまでよりも余計にお金がかかるという事になりそうな情勢だもんね。

ところで気楽ついでに言えば、ぬたりはローズウッドが気楽に使えなくなるという状況の中で、新しい素材を使ったギターが出てきて欲しいな、と期待していたりするのね。
前述のヤマハの竹ギター(FGX-B1N)なんかもその回答の一環とも言えなくもなく、日本じゃそこいら中にあり、かつ繁殖力も旺盛な竹なら安価にできるんじゃないかという考えの元作られたギターだと思う。重いし響きもイマイチでそれほど安くもない、とまあ失敗作扱いのギターではあるけれども、竹は、木材とすれば入手は容易だし、特に管理しなくても基本まっすぐ育つ。だから未来は無くも無い。
他にもネットで当たってみると、「サイドもバックもスプルース(杉)」なんていう変態ギターもあったりするみたいだし、可能性のある木材があったら、是非ギターメーカーの皆さんには積極的にチャレンジして、一応物になったら少量でいいから販売して欲しいな。割高にはなるだろうけど、そういうヘンテコな物もあってこそ、市場が盛り上がるんだよね。
非木材にも期待したいよね。カーボングラファイトはもうあるから(レインソング。最近見ないけど)、そろそろプラスチックのギターも是非。ウクレレには一昔前にサザンの関口さんプロデュースであったけどね。あんな感じの。
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