横須賀ぷち旅行記

というわけで平日に休みがもらえたぞ、ということで前々から気になっていた横須賀に行ってきました。
元々「記念艦　三笠」は唯一残った帝国海軍の軍艦と言うことで、前々から興味があったんだが、どうも群馬から行くには微妙に遠くて、「まあ、その気になればいつか行けるさ」と思っていて、いつの間にやら行きたいと思う気持ちをすっかり忘れていた、という(おい)

で、先日、ぬたりが毎週チェックしている、BS-TBSの人気番組(番宣でそう言ってるんだもん)「吉田類の酒場放浪記」にて横須賀が取り上げられ「ああ、そうだ。ぬたりは三笠が見たいんだった」と思い出したわけです。決して「坂の上の雲」見たからじゃないのよ。実際見てないし。「坂の上の雲」。

さて、そんな三笠ですが、やっぱりこう、往時の姿をとどめた軍艦ってのは男の魂に訴えかけてくるものありますね。思わず「1905 TOGO TURN」とか書かれたTシャツ買っちゃったよ。人にも寄るんだろうけども、ぬたりが甲板に足を踏み入れたときその場にいたおじさんも実にフレンドリーだった。
「最近加賀市に三笠の偽物が現れましたけどねー。こっちは本物ですからねー。たっぷり見て行って下さい」とかと話しかけられ、雰囲気も上々。
艦橋最上部には日本海海戦においての、東郷長官以下、艦長等の立ち位置のパネルが埋め込まれていて、ああ、ここであの歴史的な指揮が行われたのかと・・・

素直に思うわけにはいかないわな(おい)

戦後再現されたわけだからね。艦橋とかは。一時期は船の上はダンスホールとか水族館とかになってましたからね。お前ら軍艦なめんな。
とは言え、同じ形で復元されているんだから同じ視界は得られるわけで。こんな風景の場所で戦艦同士のドンパチを眺めたんだから、当時の軍人さんはすごいわね。当時はそれが当たり前だったとは申せ。

軍艦と名のつくもので、気楽に見られるのは日本ではここだけ。やっぱり男としては、三笠は見ておかないとね。500円なら満足満足。


時間は午後2時。遅い昼食をとるために、「酒場放浪記」でも取り上げられ、ぬたりの横須賀行きの決め手になった某ハンバーガーショップへ。ここは行く前に参考としたガイドブックにも載っていた。だから結構人気店かなあ、と思いつつ足を運ぶ。

ぬたり以外に客がいねえ・・・。

平日の午後2時ならこんなもんかとは思うがね。
ところでおねえさん、もう少し笑顔で接客できんか？
まあ、おいしい(しかもケチャップ・マスタード付け放題)んだけどもね。ちょっと高いが。

ドブ板通りをぶらり。途中でなんかいかにもボロイですって感じのミリタリーショップのオヤジにつかまる。見るからにガンコそうな感じだけども人当たりが良くて、店の品物をあれこれ見せてくれた。根負けしてジャケットを購入。いかにもミリタリー、な感じは嫌なので(迷彩パンツとか町中で穿ける心境ってつくづく分からん)色は黒を購入。
「うちは安さが売りだからねー。この先に○○って有名な店があるんだけどさ。うちより軒並み3千円くらい高いよ。もし良かったら見てくれば？」
と要らん情報まで教えてくれた。一応んなアホな、と思いつつジャケットを購入した後に言われた店に行ってみた。
・・・ホントだ。三千円くらい高いわ。


横浜へ移動。折角来たんでレナーズのマラサダが食べたくて。
みなとみらい線の馬車道駅からぶらぶらと歩き、ワールドポーターズが見えたところで、ブログに載せる写真にでもしようかとワールドポーターズにデジカメを向けた。
ＡＰＥＣで絶賛警戒中のおまわりさんと画面の中で視線が合う。
あ、やばい、と思ってシャッターは切らなかったが、流石におまわりさんに呼び止められる。
一応言われる前に「ワールドポーターズ撮ろうと思ったんだけどやめました」と保存画像を見せながらきちんと説明。まあ、ぬたりが構えたのは安いコンデジだし、APECの会場までも遠い(通行車両は脇で検問してたが)。おまわりさんも一応聞いてみました、みたいな感じ。で、ぬたりの画像のラストファイルが「むさしの銀むすび」だったりしたもんで「いやあ、おいしそうっすね」みたいな感想までいただけた。
福島県からの応援(背中に「福島県警察」とあった)ご苦労様です。14日まで頑張ってね。

あ、マラサダは美味しかったです。ハワイの倍以上の値段するとは申せな(ハワイでは60セント。日本では150円)


そんな感じの平日休暇でした。
という訳で、関係各位に再度提案。
実写映画化もされるところで、より現実味のある「宇宙戦艦ミカサ」を検討してみませんか？(どう考えても現実味はありません)