フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

技術為王、創新為本

2023年10月21日 13時52分50秒 | 日記
いつまでも小学生の感覚が抜けないアラフィフぬたりは、今現在気になっている自動車ブランドがある。BYDである。
・・・あ、待って、そこのネトウヨの皆さん。石を投げないで石を。まずは話を聞いて。
まずBYDという自動車メーカーについて話をすれば、かの中華人民共和国の自動車メーカーで電気自動車専門の会社。そもそもはリチウムイオン電池の製造会社で、その分野では世界有数の規模を誇る。携帯電話用の電池ではトップ、と言う話なので、ひょっとしたらぬたりのiPhoneの電池もここかもな。で、そのノウハウを生かした電気自動車製造というわけ。生産台数で言えば実は世界最大の電気自動車会社となる。
Made in Chinaとなれば求められるのは安さ、と言うわけで、世界中で価格攻勢をかけて実際に多くの販売台数をたたき出している。日本でも先日「実質200万円台で電気自動車を売る」というニュースが出て、それをなんとなく目にしていたぬたりは、その直後に行きつけの美容室で前橋にディーラーがあることを教えてもらった形。新興国の車のディーラーなんて大都市圏にしか無いと思っていたんだが思わぬ身近にあった形。
さて、保守的で「ガラパゴス化」がよく言われる日本市場。車の世界もまたしかりで、新しいメーカーの車の参入なんてそうそう無いし、まして新しい国の車なんてさらに珍しい。それこそ韓国のヒュンダイ以来じゃあるまいか。ヒュンダイも結構多くのディーラーを開設して体制は整えていたんだけども、値段の安い車、と言うことだけだと日本には既に軽自動車があるので、あんまり売れなかったですわね。まあ、そのあたりは当時の話で、今のヒュンダイは安さを武器にしたメーカーでもないが。
今回も「安さ」と言う点では同じ。ただ安い、ってだけの車ではよほどで無い限り軽自動車に太刀打ちできない。ただし今回は電気自動車。自動車と言うことでは同じだけれども微妙にジャンルが違うとも言える。また、日本の補助金制度はなぜか軽BEV(Battery Electric Vehicle)は安いので、「軽BEV並みの価格でワンクラス上のBEVが買える」となれば、ワンチャンあるかもしれない。ぶっちゃけ言えば安いBEVは日産サクラかBYDのドルフィンのほぼ2択。サクラがまんま軽自動車であることを考えれば、選択肢としてはアリかもしれない。
ただ、繰り返しになるが日本の場合、福島第一原発の事故の影響はあるわけで、電気を大量に消費する電気自動車を能天気に歓迎はできない。新しい車メーカーとして、新しい車として興味を覚えるのは車好きの性としても、じゃあこれが売れるのか、買いたいのかといわれると首を捻らざるを得ない。かなり多くのディーラーの出店計画もあるみたいだけども、新規ブランドの多数ディーラー出店って、前述のヒュンダイとかサターン(GMのブランド)とかと失敗例も多いだけに、心配ではあるんですわ。
ぬたりのスタンスとして、BEVはよほどのことがない限り車の主流にはなりえない、という感じなんだけど、それでもよほどのことが起こりうるのが世の中というもので、将来電気自動車を本気で検討しなきゃいけない日が来るかもしれない。その時の選択肢は多い方がいいに決まってるので、BYDには頑張ってほしいと思う次第ではあります。

でまあ、せっかくの新しい国、新しいメーカーの新規開設なんで、雰囲気や現車見にディーラー行ってみたいんだけどなあ。でも買う気は現時点ではあんまりないからちょっと敷居高く感じちゃうんだよなあ。この辺、ぬたりも年を取ったということかね? 若いころはサターンとかヒュンダイとか、それこそ群馬のディーラーに気楽に冷やかしに行ってたもんだが。
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