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五輪サッカー超有望、その理由     文科系

2019年10月30日 00時57分00秒 | スポーツ
 この6月13日、17日のこのブログに、22歳以下の日本代表によるトゥーロン国際大会準優勝の観戦記・戦評をエントリーした。 前年度優勝国イングランドとかメキシコなど強豪を倒して、決勝進出。ブラジル代表との決勝戦は1対1、PK戦による敗戦。同点1対1も、枠内シュート数では日本の2対3とほぼ互角の戦いであって、日本組織のコンパクト守備と、ブラジルの圧倒的個人技との対比が、見事なゲームだった。
 ところが、現在ブラジルで開催中のU17W杯で、日本がまた金星を挙げた。まだグループ予選段階ながら、このクラスの欧州王者オランダを3対0で圧倒したのである。

 このように、20歳前後以下の日本選手たちがブラジルや欧州トップ選手らと対等以上に戦えたというのは、今後の日本サッカーにとって、どれほど大きい意味があることか。
「個人技だけ、組織的観点が弱いブラジルには、組織で対すればシュートも打たれない」
「欧州チャンピオンって、この程度なんだ!」

 ちなみに、U17オランダ戦のあるサイト報告と、トゥーロン国際大会決勝戦、対ブラジル戦の僕の観戦記を再掲してみる。

『ブラジルで開催中のU-17ワールドカップに参加しているU-17日本代表は27日(日本時間28日朝)、グループステージ第1戦でオランダに3-0と快勝した。欧州王者であり優勝候補相手に苦戦するのでは、という戦前の予想を覆す結果に驚きの声が上がったが、勝利にはそれだけの理由がある。

 10月27日の夜、U-17日本代表が世界のサッカーシーンに与えた衝撃は決して小さなものではなかった。クレーベル・アンドラーデ・スタジアムにて実現されたのは、欧州王者オランダに対する3-0の勝利。その数字だけでも驚きだろうが、結果のみならず試合の内容面でも日本の完勝だった。

 FW若月大和(桐生第一高校)とFW西川潤(桐光学園高校)の2トップは間違いなく今大会で最も輝いた前線のデュオだった。若月が2得点1PK奪取、西川が1得点2アシストという結果を刻み、日本を大勝へと導いた。』


『五輪サッカーに希望が見えた!  文科系 2019年06月17日 | スポーツ

 五輪年代の若手で戦うフランスはトゥーロンの歴史ある国際大会で、日本代表が史上初めて決勝戦に進出した。準決勝戦では強豪メキシコを激闘の末のPK戦で破って。その決勝の相手は、ここまで圧倒的な得点差で勝ち上がってきたブラジル。誰もがブラジル圧勝と観たはずだが、どっこい日本の若者らがその「特技」を十二分以上に世界に見せつけたのである。1対1のPK戦敗退。
 日本は、本当によくやった。ブラジル相手に、1対1のPK戦。それも双方4人成功まで行って、最後の5人目の後蹴りの日本、旗手選手が失敗。

 誰が観ても攻守ともにブラジル優勢は確かだったが、そう叫び、「解説」「報道」しすぎるアナウンサーらが気になって、「サッカーが個人技だけでやるものならばね。馬鹿な解説だ!」と、テレビ音を消して観ていたもの。だって、最初から見えた次のような大切な点を見落としているのだから、「ど素人の目か!」というわけ。

 ブラジルが受ける時のDFラインが非常に低くて、なのに前、中盤は高目に構えているから、間が空いていると、最初から分かった。
「これで、どうやってボールを運ぶのか?」
 案の定ロングパスかドリブルになり、日本のDFラインを押し上げた中盤のコンパクトプレスに手こずっている。それをさらに、個の力で抜こうとするものだから、スムースに前へ運べない。そのかわり、攻め入った時のブラジルは明らかに今最先端の「高位コンパクトプレスでボール奪取得点」を狙っているのである。
 攻められた時の守備が軽い、これがブラジルの欠点である。事実、小川航基の1得点は、相手DFのクリアミスから生まれている。

「攻守ともに個人技が上手すぎて、相手を馬鹿にしてきたチーム」
 そういうようにしか見えなかった。だからこその、この結末。枠内シュートだって、これだけ個人技に差があって意外にも日本2に対してブラジル3にすぎず、よいシュートチャンスまで持って行けてないゲームだったことが明白。逆を言えば、個人技では負けていても、組織では日本が勝っていたということだろう。

 なお、「個人技が上手い選手が組織力を身につければ、すぐに・・・」という反論もあろうと思うが、それはそんなに簡単なことではない。組織力には周囲が遠くまで見えているということが必須だが、例えば「ドリブル名人は、周囲が見えない」ということも多いのだから。

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追加説明 (文科系)
2019-10-30 01:41:18
 このU22トゥーロン大会には、同じく年齢で資格があるアベヒロキ、堂安も久保も出ていない。確か、A代表の遠征の方に出ていたからだ。
 このチームに彼らが加わったらさらにどれだけ強くなることだろう。
 五輪サッカーはこうして、本当に楽しみになる。
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U17W杯オランダ戦から (文科系)
2019-10-30 20:46:46
 このゲームの詳報を、ナンバーウェブで読んだ。なかなか見事な報告であって、ゲーム経過が目に浮かんだ。守備のことも、その組織のことも、ちゃんと観てちゃんと書いてあるのだ。

 スルーパスを出す西川(セレッソ)と、受けてシュートというスピードスター・若月(湘南)のコンビで3得点した。そして、ボランチがまたとても良い。田中(湘南)のボール奪取力は凄まじいようで、昔札幌で岡ちゃんに異能を認められて台頭して代表ボランチの顔になった今野か、今の名古屋の米本のタイプの選手のようだ。この田中や、同じくボランチの藤田(東京ヴェルディ)のような選手が、高位コンパクトプレスではすごく重要なのだ。

 ひょっとして優勝! U17W杯で優勝したらすごい! そして、ヨーロッパチャンピオンを堂々と渡り合って3対0で負かしたのだから、その可能性は極めて高い。その3点も堂々たる崩しからの3点で、2ボランチがボール奪取に長けているとあっては、ますます優勝の声がかかっていくだろう。
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U17第2戦 (文科系)
2019-10-31 11:30:22
 アメリカとの第2戦は、0対0引き分け。第3戦で当たるセネガルが2勝だから、これを破れば首位通過。そう願いたいものだ。ただ、セネガルは強い。ここもオランダを3対1で負かしたから。

 ところで、従来の日本のこの世代は、白人、黒人に比べて大人の身体になるのが遅く、その分当たり合いに弱かったはず。高位コンパクト守備がこれだけ使えるというのは、この弱点をカバーしていると推察できる。それが、オランダ相手に買った理由なのだから。もともとスキルとアジリティーはある日本の10代に体幹の強さが加われば、確かに鬼に金棒なのだ。
 U22のブラジル戦は観たのだが、確かにみんな身体が強くなっていた。この点でも、明日の日本は強豪国の仲間入りが出来るということだろう。11月ACL決勝2ゲームも、きっと、浦和が勝つ。
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1位通過 (文科系)
2019-11-03 20:55:11
 ブラジルでやっているU17Wカップの日本は、セネガルを破ってグループを首位で勝ち抜けた。ヨーロッパチャンピオンのオランダ、アメリカもいる強いグループだったのだけれど。よって、次の相手は、まだゲームが残っている三グループの3位最高成績の国になる。これなら次も勝ち抜いて、準決勝へ行く可能性が極めて高い。また、韓国も「死のグループ」を勝ち抜いて、アジア勢が大きく注目されている。僕は韓国も応援しているから、すごく楽しみだ。
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U17W杯本戦 (文科系)
2019-11-04 16:36:27
 D組1位勝ち抜けの日本は、F組3位のメキシコと当たることになった。メキシコも強敵だが、これに勝てば韓国・アンゴラの勝者と当たり、次にはナイジェリア、パラグアイ、アルゼンチン、オランダの勝者にぶつかる。

 僕としては、韓国・日本戦が観たいが、多分実現するだろう。とすれば、なんの根拠も持ち合わせぬが、ナイジェリアと? ナイジェリアの身体能力に世界を観て伸びていった16歳の中田英寿の思い出があるからだ。
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