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統一教会に外務省から1000万円、その意味  文科系

2022年11月12日 10時00分57秒 | 国内政治・経済・社会問題
 本日の新聞に小さい記事だが、「教団関係団体にODA1千万円 外務省 訓練校建設費」というのがあった。セネガルの職業訓練校建設費として、途上国援助費用とのこと。林外相の言及によれば「当時は旧統一教会の関連団体とは認識していなかった」のだそうだが、いろんな意味でとんでもないことである。
 まず、団体も調べずに金を出すはずがないから、統一教会関連と知っていて出したに違いないのである。そして、この学校では間違いなく一種の「宗教教育」も行われた。つまり、自民党への選挙協力に対する利権政治の一環が、統一教会の海外普及活動に使われた。そして、自民党とのズブズブの互助関係を考えると、他にもこんなことがあるに違いないのである。

 何度も言うが、このたびの統一教会問題の発生場所は、すべてここ。悪名高くなっていた統一教会から世界平和統一家庭連合へと2015年に宗教団体名称変更を認めてやった当時の文科相・下村博文の罪。これがなければそもそも、その後の自民党議員との蜜月、相互援助関係など起こりようがなかったはずだ。

 加えて繰り返しになるが、自民党議員らがやっていた教会の広告塔、教会による自民選挙協力という互助関係の罪の大きさについて。国会議員とは税金で雇われて国民のために働けとされた公僕。その公僕が、国民の家庭をぶち壊してきたこの団体を選挙に利用する分いろいろと教会に便宜を図ってきたというそのことが、とんでもないことなのである。なのに当初は、「どこが悪いのか分からない」と応えた議員が続出していたのだ。あれには本当に驚いた。二世議員らには、公僕意識など吹っ飛んでいるのであろう。そうとしか思えなかった。
 

コメント (2)
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