大雨の情報には敏感になっていましたが、命を守る為の呼び掛けが頻繁に行われていたのは良かったと思いますねー。九州南部には信じられないような量の雨が降っているようです。幸い、大きな人命にかかわる被害は耳にしません。今のところ。
さて、ポーランドを訪問されていた秋篠宮さんが、アウシュビッツを訪問されたという報道は、ついに聞かれないままですが…。私がどうしてもポーランドに行きたかったのは、ほかならぬアウシュビッツへ行きたかったからです。多くの命が人為的に失われた、人類の負の遺産である場所を見届けておきたかったのです。
ポーランドへ行って初めて、ビルケナウの収容所があったことも知りました。ユダヤ人ばかりか、多くのポーランド人も被害にあっていたことも。そして、ポーランドという国が消滅した時期があり、侵略者への抵抗運動に不屈の精神で向かった歴史や、破壊された街を当時のままに復元したポーランド人の強い気持ちも肌で感じることができました。今思い出しても、目の奥が痛くなり、その時抱いたポーランドの人達への尊敬の念がよみがえります。
皇室外交の訪問では、政治的なことは抜きにしても、ポーランドの歴史をもっと詳しく日本社会に知らせる必要があるのでは?と思うのですが…。現地へいかなければわからない情報を、メディアはこんな機会にこそ多くの日本人に情報提供してほしいものです。